そんな海軍大将の好みとは思えない華やかな装飾だった。
ステンドグラスとタイル
ミフラーブの両側と上部
9本の白い茎は下の壺から出ているが、当初のものではなさそう。
ミンバル脇のステンドグラスとタイルパネル
これも枠の色はグレーで補修されたステンドグラス。
この半透明なガラス状のものはいったい・・・
ステンドグラスも派手だが、タイルはそれに負けていない。
これも枠の色はグレーで補修されたステンドグラス。
その下には最盛期のイズニクタイル
ここも最盛期のイズニクタイル
赤い釉薬は盛り上げて付けないと発色しないということで、どんどん使って百年ほどで枯渇してしまったという。
太陽光が通らなければただの色ガラス
側面の窓の上にもスルス体のカリグラフィー。『Architect Sinan』は、書家デミルジクルユスフエフェンディ作とされるコーランの詩の碑文があるという。
その上のステンドグラスは古いものではないだろう。
キュンデカリ技法の木製品
礼拝室入口扉
幾何学的な形に成形された木片とその間隙を縫う折線状の組紐文だが、あまり細かな細工には見えない。木片に象嵌された真珠母貝を3本の輪郭で囲っているのが細かな細工と言えるかも。
同書は、象牙、黒檀、リンゴの木で作られた木製の扉に施された、キュンデカリ細工と金属トによる象嵌装飾は非常に魅力的という。
木材と真珠母貝(違うかも)を幾何学の形に成形し、その隙間を木と別の白い物を組紐とし、中心の十点星から折れ曲がりながら隅々へと広がっていく。イスラームのこのような幾何学文様は宇宙の広がりを表すと何かで知った。
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参考文献