お知らせ

忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2026/08/25

南禅寺界隈 金地院


梅雨の晴れ間に南禅寺界隈にやってきた。いつも通り過ぎるだけだったので、時間を気にしなくて良い時に、金地院や天授庵を見学し、ついでに水路閣の方にも行ってきた。

南禅寺界隈 地図 Google Earth より
ⓐねじりまんぽ ⓑ何有荘 ⓒ對龍山荘 ⓓ金地院 ⓔ南禅寺中門 ⓕ南禅寺山門 ⓖ天授庵 ⓗ水路閣 ⓘ水路 ⓙⓚ蹴上発電所取水口 ⓛ蹴上放水所 ⓜ蹴上インクライン ⓝ蹴上船溜 ⓞ 蹴上義経地蔵 ⓟびわ湖疏水船 蹴上乗下船場 

この辺りは地下鉄を乗り継いで、蹴上駅から地上に出てねじりまんぽで蹴上インクラインをくぐって、

前回見つけた坂道からインクラインの線路を見ようと思ったら、立ち入り禁止になっていた。

金地院と天授庵を見学した後に水路閣からもどって来ようと、

いつもの通りを歩いて、少し左へと曲がるいつも美しい門構えと前庭の何有荘を通り過ぎて、



拝観したいと思いながら時間がなくて延び延びになっていた金地院へ。


周遊図
最初は池泉回遊式庭園で、方丈の庭が枯山水になっている。

斜めの石畳を通って、

唐様の明智門をくぐる。
あの明智光秀が、母の菩提を弔うために大徳寺に建てたものを、明治になって金地院に移建したという。


方丈に行く前に

池泉回遊式庭園へ。弁天池と手前の半夏生、右手には石橋

半夏生の白い花のような葉とまだほとんど咲いていない花穂


水面を覆い尽くす睡蓮の葉

睡蓮の蕾は淡いピンクだけれど、満開の時は薄くなるのだろうか。

ヤマアジサイ


池をぐるりと回り込むと、左下から這うように成長して、やがて身を起こして、枝も好きなように伸ばしている木に気が付いた、何という木だろう。こういう木を切らないのもええなあ。


ふと見ると、参道にさまざまなアジサイの咲く東照宮の楼門が。

向こう側からこの灯籠を見つけて、やがて反対側から見えた。


その先に待っていたのは東照宮


何時もねじりまんぽからつづく道を通ると東照宮の門があったけれど、こんな建物があるとは。


その敷地を通ってもう一つの門から出て行く。


苔の生えたお寺らしい風景に戻った。


上からは切石だけが見えていたけれど、その間を石ころが詰まっていた。


その後は飛び石に。


足許が安定したところで見えてきたのが鶴亀の庭。橋の先にも飛び石があるので、そこを歩いてみたかったが、石橋の手前に結界に行く手を阻まれた。

方丈も木立の間から見えてきた。反りの少ない柔らかな風合いの茅葺き屋根の建物。

かなり以前に作成された図面(方丈にあった)

かなり以前に撮影された写真を補正(方丈にあった)
栞は、金地院は応永年間(1394-1428)に大業和尚が足利義持の帰依を得て北山に開創した禅寺である。慶長の初め崇伝長老が南禅寺塔頭に移建して現在に至っているという。
すっきりした建物だが、池泉回遊式庭園を巡っている時は、こんな風に、樹木に阻まれて全体を見ることはできなかった。


開山堂 
崇伝長老の塔所にして、後水尾天皇の勅額を掲ぐ、左右両側には十六羅漢像が安置してあるというが、特別拝観の時刻が気になって通り過ぎた。 

水の流れに何か動くものが。

あ~やっぱりアメンボやん、久しぶりに見たなあ。思いのほか沢山いてあちらこちらに波紋をつくっている。


ガクアジサイなのかヤマアジサイなのか見分けられないけれど、アジサイ系の花が涼しげ。

萼も花も白い


花の木は低いのが多いので


上から写せるのがうれしい。


池の手前には小さなツツジ

枝が余りにも短すぎるし、葉も小さいけれど、こんな種類があるのかも。


やっと方丈前の鶴亀の庭へ。
栞は、寛永七年(1630)小堀遠州の作。桃山時代の風格を備えた江戸初期の代表的枯山水にして、古来名声高き庭園である。その広さに於て、又その豪壮なる意匠に於ていつの時代にも人々の心に迫るものがある。
前面の白砂は宝船を象徴すると同時に海洋を表わす。右が鶴島左が亀島である。
背景の大刈込は、幾重にも折りかさなる山々で深山幽谷を現すという。

白砂の模様がやわらかでいい感じ。熊手で深い線がつくられている庭も多いが、私はこんな風に浅い方が好き。いつまでも見ていられる。


亀島
石組よりも、その上にうねるように成長した松が目を奪う。

鶴島の鶴は首が長い。


長方形の大きな平面石は東照宮の遥拝石という。
方丈の本尊という地蔵菩薩を礼拝するための石だと思っていた。
中間に群仙島を象る石を点在せしめ、前方には崖地を利用して蓬莱石組を立つという。


方丈の間より


方丈は廊下側だけ撮影できた。

木戸の細い線のデザインが気に入った。

東西に渡された梁に、部分的に海老虹梁が架けられている。

書院を飾る長谷川等伯の老松図や猿猴捉月図などの襖絵を鑑賞したが、撮影禁止だった。




関連記事