アマスヤ考古学博物館では舗床モザイクを囲む壁面にイスラーム時代の木製の扉が並んでいた。中にはキュンデカリ技法で制作されたものもあった。
木の扉2点 1486年にバヤズィト二世が建てたモスク キュンデカリ
これもキュンデカリであることが、切れ目で分かる。中心の十二角形の木片にはゆったりと表された蔓草文様。
左の木の扉
色の違う木材を組み合わせたり、中には象牙?などを嵌め込んだものも。この上部にはアルファベットでIYIという文字が嵌め込まれているように見えるが、この時代に西方の文字を嵌め込むかな。
右側の木の扉
上部の碑文
中央パネル
左の木の扉と比べると象牙?などの象嵌はないが、キュンデカリで荘厳されている。
別の木の扉(どこのものか不明)
中央パネル
中心の文様以外は失われたのだろうか。
これもキュンデカリであることが、切れ目で分かる。中心の十二角形の木片にはゆったりと表された蔓草文様。
かなり傷んだ木の扉 所在地不明 キュンデカリと浮彫
上部パネルは碑文が失われているがキュンデカリ、下部パネルはキュンデカリでないので全部残っているか後補の浮彫。
中央パネル
痛々しいが、キュンデカリ技法による扉の造り方が分かる意味で貴重
木の扉 所在地不明 キュンデカリ 幾何学文様だけ
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