いつも凝った案内状だが、ヘプタゴンさんのは特に凝っていて、アート作品と呼んでもいいくらい。
表裏に作家の紹介やギャラリーの場所、個展の期間などが記されていて、その間にモノクロームの写真の帯が1本ずつあり、片方は上から下へ、もう一方は下から上へと一行の文字列がある。それを繋げると、
大気の内部には光が透る。昼から夜への移ろいの間、そこには宵が満たされてゆく。 やがて 宵の光が徐々に失われ、大気が闇で満たされる。 石の闇、ガラスの宵 硅砂組
という文になった。
そして硅砂組の紹介文は、
田上拓氏
京都工芸繊維大学機械システム工学課程卒業/京都現代写真作家展入選/美術工芸品の写真撮影、レンズの改造を手掛ける。研磨・キルンワーク・バーナーワークによるガラスや石の作品を制作。
田上惠美子氏
立命館大学文学部哲学科卒業/伊丹国際クラフト展/日本現代ガラス展能登島/日本クラフト展/現代ガラス大賞展富山/など入賞入選。バーナーワーク・キルンワーク・サンドブラストによるガラス作品を制作。
以上二名によるユニット「硅砂組」として活動中。2019年国際ガラス展金沢 金賞受賞/2023年「New Glass Review 43」掲載(コーニングガラス美術館 USA)※制作に用いる
鉱物および岩石は、メンバー自身が日本各地の山や川、海におもむき集めたもの。
とのこと。
会場へのアクセスは、
期間は8月30日-9月7日 14時-20時
えっ、14時から? 22年の珪砂組 結界をむすぶ 境界をほどく展 の時は12時からだったのに。14時といえば、私はそろそろ会場を去る時間ですがな。
ところで気になる「a-a・b-b」て何? メビウスの輪・・・?
ということは写真の帯を上図のようにするということか。
取り外して裏を見るとそこにも文字があったので、とりあえず繋げると、
大地の内部には光は通らない、生成から地表露出までの間、そこには闇が蓄えられている。 夜の底で、大地の闇と大気の闇が溶け会う。
という文になった。
メビウスの輪に挑戦してみたが、この帯は真ん中に折り目があるので、上図のようにきれいなメビウスの輪にはならない。しかも捻れが横向きの写真とは。
QRコードも付いてま~す🤗
久しぶりに綾綺殿の濃厚なあんずを使ったかき氷を食べたいと思って検索したら、残念ながら閉店されたとのこと。
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