お知らせ

忘れへんうちに 旅編では、南イタリアの旅を再開しました。
その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2022/09/02

珪砂組 結界をむすぶ 境界をほどく 展


ギャラリー・ヘプタゴンにやってきました。祇園祭の粽が戸口上に飾ってあったりして、京都らし~い😊
中に入ると北からの風が吹いて涼しい。町家を改造されたので、奥には坪庭があって、そこから涼しい風が通り抜けてくる。

右壁面には写真パネル 境界 水 石 木 四国の渓谷で撮影

その下のガラス作品
左:茶杓 
中:石に見えたが透明な部分があって、石の上にガラスの厚い層を接着して、ランダムにカットしたものかな
右:お碗形の作品をデフォルメしたことによって、金箔あるいは銀箔がちりちりと裂け、景色を生み出している


そして左の壁面には新たな作品群
ガラスは中央の丸・三角・四角。同じ形に和紙でフレームをつくったのだとか。
田上恵美子氏は手漉き和紙や漆塗りにも挑戦されているのだそう。

上左より
和紙の凹凸が面白い。中央のガラスは透明で、小さな小さなプラチナ箔が鏤められている。


粒のように小さなガラスの集合体。これって、どうやって作るの?

その下の作品たち


このガラスの1個1個、どうやってつくるのか、田上恵美子氏が後に実演されました。
ガラス棒を熱して先を溶かし、ヘラで平たく整えて、それを何と水の中へ😱 当然ながらガラスは音をたてて粉々になる😡 でも、粉々とはいえ、作品によって形が違うのは何故🧐
動画に撮ったけれど、貼り付けることができません。

いろんなものが混ざって岩石になり、その欠片がはぐれて田上家に収まり、田上氏作のガラスをのせられてアートになりました。

アメーバのようなガラス玉にところどころ色が付けてあるので、上からの照明で色の付いた光が出ている。


石にガラスの束がのっている。
これは細~く伸ばしたガラスの棒をこんな風にまとめたもの。
回って見ていると、その端っこが青く見えたり、消えたりする。
石には黒い線状のものがある。何かの鉱物の結晶かな。

面白い筋の模様のある石は貫入?
その上には半球のガラス。坏に水がなみなみと注がれているよう。


続いて棚の上の作品群も石とガラスの組み合わせ。

ほとんどが石の上にガラスが乗っているが、これはガラスの上に石が乗っかっている。
因みに、そそっかしい私は、気をつけようと思っていたのに、やっぱりこのテーブルに当たってしまい、半球帯のガラスを落としてしまったが、割れなかった。頑丈なガラスです😅


次の間左手には、なにやら平たいクラゲのようなものが配置されている。本当は白い壁にそれらの影がうっすらと😃

透明ガラスの台の下には薄い石が配置され、上にガラスが置かれている。ガラスの乱反射がその影に映って何とも幻想的🤩


見方によってガラスの影が複数現れたりしていつまでも遊んでいたくなる。無色と思っていたガラスも色が付いていた。それともこの丸いガラスの色が映っているだけ🤔

こういうのが広間にあれば、楽しいだろうな~🤗
眺めていて、以前にリビングのテーブルについて「天板がガラスで、その下に自分の好きな物を並べられる空間のあるものが欲しい」と夫に言ったところ、「ガラスは危ない」と却下されたことを思い出した😥 今でも欲しい😳

右の方に「CUBE+」というかわゆい作品たち。一つ一つが箔をまとったり、ガラスの帽子を被ったり、一つとして同じものはない。動き出さそうとしているヤツも幾つか😄


そしてその奥にはガラス制作室が。実演もあるのかな。


このギャラリーは2階もある。町家なのだから不思議ではないのだが。

階段を上がって右の壁には二つの棚。下の方には


イヤーカフや


香立て
ぽよんとした透明ガラスは、少しずつ動いているのではと思ってしまう、アメーバのように🤨

上の棚にもイヤーカフ


そしてこの香立てには、平たくなった
アメーバガラスが縁に寄ってしまつている。落ちひんようにね~😙

そして畳の上には盆石用のタンス。把手というかつまみがかわいい。
それぞれの引き出しに、帯留めや

イヤリング?
あれ、台紙に田上恵美子氏の落款😮

和室にもアクセサリ

こちらの小箪笥は木目が面白い、銘木だったりして。
ツマミも面白いし、なにより小引き出しが段によって大きさや数が違って楽しい😄

アクセサリ

全てトレー付ということだが、これが紙かプラスチックかは不明。



階段の途中から右壁の壁飾り、そして棚のいろんな品々。

額縁も珪砂組の自作


これが案内にあった作品。樹木の幹に泡が弾けている感じ😊
そのでこぼこの台紙に落款がある。「石」だそうだ。

ガラスのない額縁に石やガラス作品というのもある。右の作品は人が立ち止まって何かを見上げているみたい。


左は石?


『戦国時代の金とガラス展図録』の中世大友府内町跡出土の癒着したガラス玉を思い出した。
中世大友府内町跡出土のガラス玉及び癒着したガラス玉 戦国時代 『戦国時代の金とガラス展図録』より

坪庭の木に雫のようなものが垂れている👀

雫は風に揺れるが落ちることはない。これはガラスで、後に田上恵美子氏の実演を見学した。
太い枝に付けてあるのは田上恵美子氏が昨年の個展の時に作ったもの。枝の型をとって作ったので、同じ木の同じ場所にしか取り付けられないのだとか。
どちらも面白い。スマホで揺れるところを動画に撮ったけれど、添付ができない😑


庭の最奥部の何気ない石。

近寄ると水晶の結晶がにょきにょき出ているように見える。


石をもう一つ。石を切ってできた凹み?それとも元々こんなくぼみがあったのかな。そこにアメーバガラスが潜んでいた。お~い、落ちたらあかんで-🙃


お風呂も展示室だった。灯りの下にも作品が掛かっていたが、やはり丸い湯船に注目。

大小の坏が浮かんで漂っていたり、裏返って底に沈んでいたり。


ガラスの糸で止めてあるみたい。


じっくり見ていると、坏が透けて影に光りがさしている。
時間を忘れて見入ってしまいそう😁



     珪砂組 ふたたびヘプタゴンで←   →平安宮はこんなところに


参考文献
「戦国時代の金とガラス きらめく一乗谷の文化と技術展図録」 2014年 福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館