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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2026/04/28

ミダス記念碑の浅浮彫


ミダス記念碑(ヤズルカヤ) Yazılıkaya/Midas Anıtı  前8-6世紀前半
説明パネルは、長方形平面で切妻屋根を持つフリギア時代の住居(メガロン)の正面を岩に彫り込んだもの。フリギア時代の岩窟記念碑の中でも最も壮麗なもの。記念碑の名称は、左上部分の平らな岩盤に刻まれた古フリギア語の碑文にある「ミダイ」という言葉に由来している。しかし、地元の人々は碑文があることから「ヤズルカヤ」(刻まれた岩)と呼んでいる。ここは母なる女神マタルに捧げられた野外神殿という。
メガロンは長方形の建造物で、奥行きの深い広間と、それよりずっと浅い前室またはポーチが前面にある。

昔はこれがファサードで、中央下の開口部から中に入るとアナトリア文明博物館に復元展示されていたミダス王の木槨墓があると勘違いしていた時期があった。


ペディメントが彫り込まれている上の岩の凸部にフリギアの碑文が斜めに刻まれている。

Turkish Archaeological NewsのYazılıkaya - Midas Monumentは、正面の上部には、岩に刻まれた古代フリュギア語の碑文がある。おそらく神官であったアテスという人物が、この記念碑をミダス王に捧げたと記されている。フリュギアにはミダス王の名を冠した王が複数いたため、研究者たちはこの記念碑によって称えられた王を明確に特定できていないという。

左から右へと読むものと思って2段に拡大してみたが、右から左へ書かれているのかも知れない

右端には縦に碑文が刻まれている。上から読むのか下から読むのか・・・
縁の文様帯は斜めの正方形四つの間に正方形という組み合わせが2列に並んでいる。


中央の一辺16mの正方形の平らな面に浅浮彫の幾何学文様が整然と並んでいる。

部分的だが、一番低く彫られた箇所を黄色く塗ると、クロスと四角い点、それらを囲む帯が浮かび上がる。
上から1段目は四角い点、2段目はクロスと四角い点、3段目は四角い点、4段目はクロス、5段目は四角い点、6段目はクロスと四角い点、7段目はクロスと四角い点、8段目は四角い点、9段目は・・・壁龕があるせいか、文様が途切れている。
一段高い帯は迷路にも見えて、ついつい視点の先を追ってしまう。

壁龕右側
ここにはクロスはない。地の文様に注目すると、正方形の2辺が外へ伸びている。これは何を表しているのだろう。凸帯を残すと出来た文様というだけなのだろうか。

左側は風化していて柔らかそうな岩肌がうかがえる。やっぱり凝灰岩だ。




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参考サイト
Turkish Archaeological NewsのYazılıkaya - Midas Monument

参考にしたもの
現地説明パネル