東大門へと戻る途中に中之坊の前を通った。



しかしそれだけではなかった。聖衆来迎の様子を表した當麻寺練供養というものが毎年行われているらしい。『當麻寺冊子』によると、 「當麻寺お練り」、「當麻れんど」、「迎講」と呼ばれるもので、寛弘2年(1005)叡山横川の恵心僧都が、「當麻曼荼羅を帰依し、中将姫の昔を慕って聖衆来迎の有様を見んがために、二十五菩薩の装束と仏面を作って、寄進したのにはじまる」と伝えられる。



関連項目
當麻寺展3 當麻曼荼羅の九品来迎図
當麻寺展2 當麻曼荼羅の西方浄土図細部
當麻寺展1 綴織當麻曼荼羅の主尊の顔
当麻寺で中将姫往生練供養会式
※参考文献
「當麻寺冊子」 当麻寺発行
「週刊古寺をゆく35 当麻寺信貴山」 2001年 小学館ウイークリーブック
「美術ガイド 奈良」 町田甲一 1979年 美術出版社