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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2010/01/12

桜井茶臼山古墳見学会に行ってみた


外観を眺めるだけのもの、遺跡として整備されたもの、その後の歴史の中で盗掘されたり崩壊して内部が露出したものなど、古墳はあちこち巡ってきた。
桜井茶臼山古墳の現地見学会が2009年10月29-31日の間開かれるというので、今回初めて発掘中の古墳を見てきた。もうだいぶ日がたってしまい忘れてしまったこともあるが、これ以上忘れへんうちにまとめておこう。

茶臼山古墳は各地にあるが、奈良県桜井市の茶臼山古墳は、朱塗りの石室が出土したことで注目された。同じ桜井市の箸墓古墳の南方にある。
下の航空写真(写真パネルを撮す)ではわからないが、実際は、後円部が北にある南北方向にのびる古墳だ。 大勢の見学者が来るので、テント張りの受付があった。 受付でパンフレットをもらう。A4サイズの一面に朱塗りの石室内部が写っていて迫力がある。平たい石をほぼ垂直に積み重ねている石室は初めてだ。見学用通路は前方部へと繋がっている。
この見学会のためにわざわざつくったのか?
出土物を搬出するために作られた足場ではなどと言いながら階段を上っていったが、本当かどうかわかりません。 前方部にはあちこちの木に説明パネルが取り付けてあった。発掘の様子などいろいろと予備知識が得られるようになっている。外から木々の繁った前方後円墳を見たよりも、歩くと前方部は長かった。 ようやく後円部の墳丘が見えてきた。
見学の足場が見える。見学者が列を成しているのかと思ったが、それほどでもないので、ゆっくりと見られるかも。 尚、画像には前方部にたくさんあった写真パネルを撮したものもあります。


関連項目
兜塚古墳とメスリ山古墳
桜井茶臼山古墳見学会4 前方部は資材の搬入路?
桜井茶臼山古墳見学会3 その上にベンガラ土で覆った
桜井茶臼山古墳見学会2 真っ赤という程でもなかった

※参考文献
「桜井茶臼山古墳の調査 現地見学会資料」 2009年 奈良県立橿原考古学研究所