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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2017/11/08

きのわさんに田上惠美子氏の蜻蛉玉展を見に


ギャラリーきのわは近鉄の学園前駅の近くにある。阪神電鉄に近鉄が乗り入れるようになって行きやすくなった。
入口左のショーウィンドウ。ネックレスのチェーンの種類も豊富になって、トンボ玉の配置のヴァリエーションが次々と。
そして下にはコアガラスの作品も。
心地よい夢のようなガラスの色に截金が淡~く溶け込んでいる。

中にはネックレスだけでなく、
ワインの替え栓 カッコええなあ~
彩り豊かなキャンディを詰めた箱のよう
コアガラスの作品が石の台に。
古代の技法で新しい作品を制作するガラス作家の田上氏は、鉱物の鑑定士という別の顔も持っていて、つい最近も山陰方面に岩を見に行ってこられたという。この石の台は、そんな活動の中で拾った石かと思っていたら、碁石を刳り抜いた残りものだそう。ということは那智黒石?
スカーフ留め。これがあったらイラン旅行の時に役立ったかも。
奥の柿色のスカーフを留めてある作品は、スカーフの襞が透けて面白い。
ブレスレット
革との組み合わせは、金属とはまた違った雰囲気になる。

反対側
小さなギャラリーだが、作品が立体的に展示されているので数は多い。
あーっ、去年はどの個展にお邪魔しても見られなかった桐箱入りの「蜻蛉玉源氏物語」が!
やっと会えたというのに、こんな写真だけとは・・・真上から撮りたかったけど、自分の影が入ってしまうので。
KOBEとんぼ玉ミュージアムの案内の写真のように、端が切れても、プロが斜めに撮るのが理解できました。

その右手には羽織紐 どんどん和装小物の種類が増えている。
右上の青いゴツゴツしたものは、青ガラスを砕いたのかと思ったけど、さすがに石みたい。
不揃いな玉を組み合わせると、単体で見ているのとは違ったものになってくる。
左下の帯留が案内の葉書の作品。向きも違うけど、バックの色や光線で、こんなに違って見えるのだ。
左上の帯留はこれまでの田上氏の作品とは一線を画すものだ。
これまでの凹凸はサンドブラストによるものと聞いているが、これは?
きのわさんもこの作品が気になると言って、黒い帯締めの上に置き直して下さった。
やっぱり組み合わせる色で全然違って見える。
田上氏にこの作品の造り方を教えていただいたのだが、正確には表現できないのでカット。とりあえず、ボディは銀箔だそうです。ん?プラチナ箔だったかな?何とええ加減な・・・
この作品、東京で人気だったとか。

奥の棚
ruri shot の作品群
レースを横に積み重ねたので遊んでみた。
光の当たる位置で、下のガラスに作品の影が映るのを狙ったぞと。
こんなことを個展の会場でさせて頂けるのも、きのわさんならでは。その上本人に断りもなくm(_ _)m
ちょっと左に光が片寄ってはいるので右端の影は薄いけれど、写真計画さんの作品とは天と地だとしても、なんとかカラーの影のある写真となりました。
玻璃手鞠(はりてまり)
これは狙ったつもりはないが、はつきりと影が映り過ぎて、ダルマのようになってしまった。

最後に入口入って右側の3段の棚(全体を写し忘れた)を上から

こんなにトンボ玉をアクセサリにする部品があるとは。
左端のサザエのような形も面白い。
これが葉書の切手のところにあった写真の系統。
箸置きではなく、波涛という作品群でした。
ガラスでつくった石ころたち。その一つ一つの中にレースガラスをはじめ、いろんなものが鏤められている。別のところにあったものは、青っぽいけど、光にかざすと透けるというものもありました。

そうそう、この真ん中の赤い玉に通っているのは、1本の線ではなく、10本以上のステンレスの針金だそう。
こちらの下の方の輪っかも同じで、本数が少ない方とのことで、これが田上工房オリジナルだとか。留め方もほかのチェーンとは違っていて、突き刺すようにして留めるそうです。

聞いたことがうろ覚えなのは、歳のせいだけではありません。
その後話題は作品から脱線、
ほしがらす このズボン、ウエストはゴムなんよ
田上氏   そう言えば私のもゴムやわ
きのわさん 私もゴムやわ
とおばちゃん話になってしまい、他のお客さんの失笑を買ってしまいました。

最後に田上氏に笑顔で見送って頂いたのですが、個展の場を笑いの場にしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。 


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