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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2024/02/16

田上惠美子氏が京都にしかわで Wonder Artist of Stones 展 


久しぶりに田上氏より届いた案内状を見てびっくり😳
とうとう石を刳り抜いて茶碗を創らはったん? それとも石を薄く剥いで、ガラスで接着したとか? 光悦の雨雲と不二山を合わせたような雰囲気があるけれど、口縁部がギザギザして飲みにくそう。


裏を見ると6点それぞれが作家が違っていて、グループ展だと判明。
茶碗に見えたのは上田剛氏のブロンズの作品だった。佐々木伸佳氏の硝子石の大きさと比較すると茶碗としては大きすぎるかも。

それにしても各アーティストの石の捉え方がユニーク。このユニークは日本では特異なとか独特のという意味で用いられているが、フランス語の unique は un 一つという単語の形容詞で、一つだけとか、唯一のという意味しかない。それぞれのアーティスト唯一の石の定義の集合展。
蛇足ですが、日本でナイーブな人というと「繊細な人」のように思われますが、フランス語のナイーヴは naïf の女性形 naïve で、素朴なとか朴訥なという意味しかありません。「フランス語の元の意味でナイーブな人やね」などと言ってたのも今は昔。


で、田上氏の作品はこれ。香合?でもないみたい。薄い石は妙に歪んでいるけれど、削ったり割ったりせずに、こんな状態であったのかな?


案内状のコメントが「石庭を作る予定」とは。確か田上氏は盆石という趣味もおありだとか。お盆の上にガラスと石の世界を繰り広げるということでしょうか?