ツアーの場合、麦積山石窟を見学するだけで終わってしまうし、私も『麦積山風景名勝』という本を買わなければ知ることはなかったが、麦積山周辺には、他にも山の崖に石窟があったり、紅色砂岩ではあるが、桂林にも似た風景が見られたりと、ゆっくりと見て回りたい景勝地だった。
羅漢崖
三者三様の印相の三世仏 北魏時代
三世仏の顔がもっとはっきりと写っていたらなー🤔
いつの時代のものかわからないが、浅い庇に風鐸が下がっている。そして、如来坐像の脇に四角い穴が幾つか空いているので、楼閣状のものも建造されていたことも分かる。
仙人崖
羅漢崖とは離れたところにあるらしい。
『麦積山風景名勝』は、麦積山より北東へ10㎞のところにある。典型的な紅色砂岩の丹霞地形で、赤い崖が林立する。18座の峰があり、その最高峰は玉皇峰で、「18羅漢が玉帝に向く」景色は壮観である。白松が森を成し、古木も多い。
五つの主峰の間には天然の大小の洞穴が形成され、峰の頂上には廟があり、崖下には石窟寺院がある。古来より名のある人物が隠居修行した。崖洞の間に姿を現すことから仙人崖という名が付いたという。
川の流れで削られたのだろう、湾曲した崖になっている。
SUR SHANGHAIさんの★夏の一人旅(8)甘粛省 天水郊外の仙人崖、浄土寺、そして南郭寺へに写真と供に詳しく紹介されています。
仙人崖区石蓮谷
南峰臥仏洞
仏涅槃像、時代不明
麦積山石窟 隋代に写実的な造像となる←
麦積山周辺南峰臥仏洞 李克強撮影集『麦積山風景名勝』より |
参考サイト
SUR SHANGHAIさんの★夏の一人旅(8)甘粛省 天水郊外の仙人崖、浄土寺、そして南郭寺へ
参考文献
「麦積山風景名勝 李克強撮影集」 2014年