ヴィッラ・アドリアーナでは、浴場につきもののドームの他にも、遠望しかできなかったものも含めて幾つか見ることが出来た。
Ⅴ:小浴場
平面図(説明パネルより)では円形平面にドームが架構されている。どんなドームだったのだろう。パンテオン型に近いドームにはなっていただろう。
Ⅵ:大浴場
平面図(説明パネルより)
最初に見えたのは、⑱の半ドームと⑬のドーム
⑱室の半ドームはかなりへしゃがっている。
⑤室から見上げると、オクルスのある半ドームだった(欠けているけど)。
関連項目ティヴォリ ヴィッラ・アドリアーナ ハドリアヌス帝の別荘2ティヴォリ ヴィッラ・アドリアーナ ハドリアヌス帝の別荘1
⑤室から見上げると、オクルスのある半ドームだった(欠けているけど)。
パンテオンと同様に、外壁が高いため、もっと下の方からドームへ移行しているのが見えないので、丸屋根はさほど大きくないように見えるのだろう。
⑬冷浴室(フリギダリウム frigidarium)のドームは真円ドームに近い。2つのアーチ形壁龕の上に線があるので、そのあたりから半球に移行しているように見える。
パンテオンのドームと同じく頂部にオクルスがあるのは、円錐ドームしか架けられなかったポンペイのフォロの浴場(前80年)を初め、明かり採りや換気のために必要なものだった。 反対側から見ると、パンテオンと同じ円形平面
Ⅷ:セラペオの半ドーム
傘を少しすぼめたようにオクルスにしては小さいし円形ではない。凹んでいる曲面が3つ、出っ張っている曲面が4つで半ドームを構成している。こういう建て方の方が強度があるのだろうか。それとも奇をてらっただけなのだろうか😎
Ⅹ:ヘリオカミヌス(Heliocaminus)浴場
⑬冷浴室(フリギダリウム frigidarium)のドームは真円ドームに近い。2つのアーチ形壁龕の上に線があるので、そのあたりから半球に移行しているように見える。
パンテオンのドームと同じく頂部にオクルスがあるのは、円錐ドームしか架けられなかったポンペイのフォロの浴場(前80年)を初め、明かり採りや換気のために必要なものだった。 反対側から見ると、パンテオンと同じ円形平面
Ⅷ:セラペオの半ドーム
傘を少しすぼめたようにオクルスにしては小さいし円形ではない。凹んでいる曲面が3つ、出っ張っている曲面が4つで半ドームを構成している。こういう建て方の方が強度があるのだろうか。それとも奇をてらっただけなのだろうか😎
半分になってしまっっているが、遠方からでも見える大きなドーム🧐
『世界美術大全集5古代地中海とローマ』は、格子模様のドーム天井はパレストリーナ、フォルトゥナ・プリミゲニア神域のヴォールト天井までさかのぼれるという。
前80年頃にすでにあったというが、それはローマンコンクリートというものがあってのこと。