お知らせ

忘れへんうちに 旅編では、南イタリアの旅を再開しました。
その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2020/07/14

ヴィッラ・アドリアーナ ドームの形


ヴィッラ・アドリアーナでは、浴場につきもののドームの他にも、遠望しかできなかったものも含めて幾つか見ることが出来た。

Ⅴ:小浴場
平面図(説明パネルより)では円形平面にドームが架構されている。どんなドームだったのだろう。パンテオン型に近いドームにはなっていただろう。

Ⅵ:大浴場 
平面図(説明パネルより)
最初に見えたのは、の半ドームとのドーム 
室の半ドームはかなりへしゃがっている。
室から見上げると、オクルスのある半ドームだった(欠けているけど)。
パンテオンと同様に、外壁が高いため、もっと下の方からドームへ移行しているのが見えないので、丸屋根はさほど大きくないように見えるのだろう。
冷浴室(フリギダリウム frigidarium)のドームは真円ドームに近い。2つのアーチ形壁龕の上に線があるので、そのあたりから半球に移行しているように見える。
パンテオンのドームと同じく頂部にオクルスがあるのは、円錐ドームしか架けられなかったポンペイのフォロの浴場(前80年)を初め、明かり採りや換気のために必要なものだった。
反対側から見ると、パンテオンと同じ円形平面

Ⅷ:セラペオの半ドーム
傘を少しすぼめたように
オクルスにしては小さいし円形ではない。凹んでいる曲面が3つ、出っ張っている曲面が4つで半ドームを構成している。こういう建て方の方が強度があるのだろうか。それとも奇をてらっただけなのだろうか😎

Ⅹ:ヘリオカミヌス(Heliocaminus)浴場
半分になってしまっっているが、遠方からでも見える大きなドーム🧐
おっ、遠くの丘に立派な建物が。ティヴォリのヴィッラ・デステかな🤗
平面図を見るとやっぱり円形
パンテオンのドームのように格間が並んでいたのだろう。
『世界美術大全集5古代地中海とローマ』は、格子模様のドーム天井はパレストリーナ、フォルトゥナ・プリミゲニア神域のヴォールト天井までさかのぼれるという。
前80年頃にすでにあったというが、それはローマンコンクリートというものがあってのこと。
しかし、アテネのアクロポリスに上り着いたところにあるプロピュライア(前437-432)やエレクテイオン(前421-406)に石材の格間がある。

Ⅺ:哲学者の部屋(Sala dei Filisofi)
遠くから平たい壁とアプシスのよう
内側は初期のバシリカ式キリスト教会堂のよう。


関連項目ティヴォリ ヴィッラ・アドリアーナ ハドリアヌス帝の別荘2ティヴォリ ヴィッラ・アドリアーナ ハドリアヌス帝の別荘1