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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2006/10/06

中秋の名月と潰れた月見団子


今日は中秋の名月。しかし、せっかく買った月見団子はうっかりと落としてしまい、せっかくのブログらしいブログを作ろうという意気込みは、この時点で消え失せた。
その上夕方になっても黒っぽい分厚い雲の下から夕日や夕焼けが部分的に見えて、満月が見えるかどうかわからなかった。

我が家には東側に窓がないので、暗くなっても月が出ているかどうかはわからない。もし月が出ていて、その写真が撮れたら、月見団子も潰れていても写そうと思って、南側のベランダに出てみた。 
思いもかけず、あっさりと中秋の名月を見ることができた。うっすらと雲がかかっていたり、雲が通ったりしたが。
三脚を車の中に置いたままだったので、ベランダの手すりに腕を固定させて、見上げて撮ったが、結構ピントが合うものだ。
それに気をよくして、月見団子を写す気になった。普通月見団子と言ったら球形の白い団子だが、臼井福寿堂のそれは、「え、これが」と思うようなものだ。聞くと黄色いのは黄身餡(写真よりも実際の方が濃い色)で満月を表し、こし餡は群雲を表しているということだった。今日にぴったりの団子ではないか。
黄身餡は口に入れると卵の香りがする。どちらも団子と餡の量がほどよく、美味しい。    菓子器 乾山写し「月とすすき」 窯印ム

お菓子の写真を写し終わって、月がどうなったかまたベランダに出てみた。霞のようなかすかな雲のベールに覆われていた。しばらく見ているとその雲もとれたが、デジカメの限界なのか、月の周りには妙なわっかができてしまった。全く何もないところに満月が見えるより、少しは雲があった方が良いのかな。 
それに、カメラを通して見た月には確かにウサギがいたが、そこまでは写っていなかった。三脚をつけずに写すのでは、これが限界。そういうと、中国では月のウサギは天女のペットと聞いたことがある。ということは天女も月に住んでいるのだろうか。