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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2019/08/30

アクアライナーでちょこっと水の都大阪めぐり


大阪市立東洋陶磁美術館は中之島東部に位置している。
大阪駅から大阪メトロ御堂筋線で一駅の淀屋橋下車。土佐堀川に架かる淀屋橋を渡って中之島へ。高い木々の下を通って美術館に行くのだが、その度に対岸の水上バス乗り場が気になっていた。
そしてやっと今回、遂に猛暑にも負けず、アクアライナーで大阪の川をめぐりを果たした。
Google Earthより(文字が小さすぎて読めませんが😅)

美術館を後にして栴檀木橋を渡っていると、複数のボートが大阪湾方面へと走って行く。
栴檀木橋からは、フェスティバルホールのあるフェスティバルタワーと、西側の中之島香雪美術館が入るフェスティバルタワー・ウエストも見えている。東洋陶磁と中之島香雪を同日に行ったことはないのだが、徒歩範囲ですな。
正午近くに橋を渡って道路の北側を歩くと、日陰というものが全くなくて、強烈な暑さで、市役所前の道を通らなかったことを後悔した。
アクアライナーがやってくる間にもいろんなボートが往来する。
遂に栴檀木橋をくぐってやってきた。遠くの山は生駒山地で、大阪と奈良の境界線。その名称が気に入っている暗峠がある。
待っている間にも伊丹に向けて飛行機が2機かなりの低空を通り過ぎていく。
ドームは中之島図書館
後方より乗り込んだが、指定席は前の方だった。


すぐに出発。まず栴檀木橋をくぐって、
小さな長方形タイルで菱形をつくった壁面や半円アーチ、古くはなさそうだが、趣のある建物は教会?
難波橋の袂にはライオンが寝そべっていたり
TEAという二階建ての建物にはティーポットが飾られていたり、
阪神高速をくぐると狭い水路が。
それは東横堀川だという。
秀吉が大坂城の西に造った堀川とか。

続いて現れたレトロな建物は LE PONT DE CIEL 空の橋。大正モダニズムの大林組の本社ビルだったらしいが、現在はフレンチ・レストランになっているとか。
次の天神橋を見上げていると、向こうの建物の外壁に落書き発見😎
一対の常夜灯は、形はレトロだが、新しい感じ。その先が京阪天神橋駅
天神橋駅の手前には川の駅「はちけんや」、八軒家浜船着場。
ちょうど船がいて、降りて去る客と乗り込む客が。道頓堀川を通るコースのよう。
天満橋の向こうにも船着場。川沿いは京阪の建物が続く。

すぐ向こうが大川に寝屋川が合流するところ。テレビ大阪や日経新聞社の赤茶色の建物を通り過ぎた。
すぐに自転車や人だけが通行できる斜張橋をくぐり、両岸一帯が緑地になっていて、桜の木も多かった。この奥は広大な藤田邸跡公園になっていて、現在改築中の藤田美術館もある。
船着場でもなさそう。
また飛行機通過。

国道1号線の桜宮橋をくぐると、
ボートの免許教室なるものがあったり、
ボート置き場も。
そしてここにも甲羅干しをしている人が。

ガラスに反射してよく見えないが、この向こうに砂浜があるのだった。大阪ふれあいの水辺などと呼ばれている桜ノ宮ビーチ。
暑い中で遊んでいる人たちがいた。
アクアライナーはこの中に入っていくのかと思ったが、方向転換をしただけ。見えているのは源八橋。
反対側を眺めると、複数の橋越しに遠くに大阪城が見えた。
1931年に鉄筋コンクリートで再建された天守閣ではあるが。

アクアライナーは引き返し始めた。ここからは反対側の右岸を写していく。
先ほど追い越した作業船が追いついてきた。
OAP港には乗客がいないので寄らなかった。
ボートを漕いでいる場面には合わなかったが、練習する人はいるみたい。
一号線の桜橋近くに、こんなレンガ造の塔のようなものがポツンとあった。中は階段になっていて、かつては桜橋に行き来できたらしい。
続いて造幣局。
この辺りが桜の通り抜けができるところ。

屋形船もあった。
中之島方面

その手前で左折して京阪電車の鉄橋をくぐる
運良く電車がやってきた。
しかも8000系ダブルデッカー。今度のはピントが合って良かった🤩

寝屋川橋を過ぎてすぐに蔓草絡まり放題の京橋と歩道橋下を通過。
この付近の陸地に秀吉大阪城石垣や門の跡があるらしい。暑くない時に歩いてみたい石垣好き。
ここから石垣が続くが、樹木の間から見えるのは旧大阪砲兵工廠化学分析場。
こんな表示も。
やがて第二寝屋川に入る。
下の方の石は古そうだけど、排水口より上は修復されているみたい。
新鴫野橋をくぐったところで天守閣が見えた。
砲兵工廠荷揚げ門

明治に造られたという。
やがて大阪城港に到着。
こんなに乗っていたの?と思うくらい沢山の人が下船していく。その後もまた、大勢の人たちが乗り込んできた。
地下鉄ではなく、こんな大阪城へのアクセスもアリなのだ。
乗降に時間がかかったので、新鴫野橋の向こうで大阪城-道頓堀のミニクルーズ船が待機していた。屋根がないのでさぞ暑いだろうとは、エアコンの効いたアクアライナーのとある乗客のコメント。
松下IMPホールやクリスタルタワーを見上げながら大阪城新橋を通過。
第二寝屋川と寝屋川の合流点へ、
そして大川へと戻った。すぐ上には歩道の斜張橋、川崎橋
その上に再び飛行機が。
右岸の緑地は南天満公園
中之島の右は大川
中之島の東端にある剣先噴水だが、水は出ていない。
アクアライナーは左の土佐堀川へ向かう。
天神橋をくぐっていると、派手な船がやってきた。
植物園かと思ったが、中之島公園
ばらぞの橋で島は繋がれている。
難波橋には記念碑のようなものが。石造の橋の名残かな。そう言えば、南側の袂にライオン像があったのが、この難波橋でした。
さきほどフィンランド陶芸展とマリメッコ・スピリッツ展を堪能した東洋陶磁美術館は何処?
このレンガ造りの横長の建物が東洋陶磁美術館。
続いて姿を現したのが大阪市中央公会堂、その隣の低いドームは府立中之島図書館。
そして終点の淀屋橋。
水際の目線から眺めた大阪の街。高層ビル群あり、緑地あり、石垣あり、お城ありと楽しいひとときだった。

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関連項目
東洋陶磁美術館 マリメッコ・スピリッツ展に茶室