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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2011/04/10

ART BOXで田上惠美子氏のトンボ玉展

作家在廊の日を選んで田上惠美子氏の個展に行ってきた。
いつもながらの落ち着く空間。しかし、トンボ玉は小さいので、これでは作品がわからない。
お客さんの気に入ったトンボ玉をチェーンに通している田上氏の後ろ姿。
奥の壁には「水月」というタイトルの、ステンレスの板に金箔ガラスを取り付けた作品、下の台の両端には、木工作家・林靖介氏作の額に納まった金箔ガラスがあった。
あれ、田上氏は吹きガラスはしないのでは?
これもコア・ガラスです、と言われた。そうだった、一連の恐竜の卵の殻みたいな作品をスランピングやフュージングをしたものが数年前からあったなあ。恐竜の卵の殻のような作品は、いろんなガラス展で入賞し、それぞれが群でタイトルがついているが、一つの作品としては名称は何だろう。

台の中央には「源氏物語」シリーズ、手前の台にはネックレスなど。
その拡大です。左は様々なトンボ玉を組み合わせた首飾り。右には「さいころ」と名付けられた大きなトンボ玉。
その奥にもやっぱりあかい「さいころ」が。あれ、これが案内ハガキの作品?ガラス地と金箔のところの凹凸をじっくり見てもそれがわからないし、雰囲気が違う。
聞くと売れてしまったという。前にもそんなことがあったような・・・
これが「源氏物語」シリーズ。2年前は8個だったのが、16個に増えている。徐々に制作していつか54個並べたいとのことでした。
昨秋は左上の「松風」が気に入ったが、昨日は「左下の篝火」が気に入った。最も、年を取ると段々あかいものを好むようになるらしい。
季節感のあるタイトルでは「春の野」、四角い切り箔が目立つコーナー。
「さいころ」も面白い。
その近くにブレスレットが二つ。左上のものも良いが、右下のが面白い。
途中から来られたモザイクガラスの作家八木洋子さんも面白いと言って腕に通されていた。
そのアップです。大小さまざまな「さいころ」の間の小さな珠も磨りガラスで、すごく丁寧に仕上げてある。
全く別のところにも同じようなブレスレット。「さいころたち」か。こちらは透明な中にほんのりと抹茶色や水色が浮かんでいる。
こちらは「綾」と名付けられた小さめの作品群。
丸いものに截金のような線が縦横に走っている。
こちらは「さいころ」系。太いものも凹凸がはっきりしていて面白いが、左上の2点は極細の線が平行に並び、しかも直角に交差している。勝手に「糸巻き」と命名。
八木さんとは好みが合い、色々と見て回った。モザイクガラスの作家八木さんの作品については後日。

そうそう、今回は田上氏は着物姿ではなかったが、帯留めなどのコーナーもありました。

田上惠美子氏のホームページはこちら