山田寺は四天王寺式伽藍配置で南門(下図には描かれていない)から講堂まで中門・塔・金堂が一直線に並んでいる。



それと、いつの時代のものかわからないが、石川麻呂という俗人の肖像彫刻が造られ、しかも金堂に安置されていたとは。現存していたら、日本最古の肖像彫刻だったかも。



それにしても火袋が大きすぎるように思う。当麻寺の燈籠と違って、笠は蕨手のある八角形やね。竿が胴張りなのは一緒。中台の下側の蓮弁も似ているように思う。





※参考文献
「奇偉荘厳 山田寺展図録」(2007年 飛鳥資料館)
ホシガラスが埋めて食べ忘れた種のように、バラバラに芽を出した記事が、枝分かれして他の記事と関連づけられることが多くなった。 これから先も枝葉を出して、それを別の種から出た茎と交叉させ、複雑な唐草に育てて行きたい。