それについては前回
中程の出っ張った仕切りの上に穴が開いているがこんなところに雨水を流すのは変。これはいったい。
振り返ると⑨の柱頭⑩の柱身、そして⑪の柱頭
⑨⑪の柱頭彫刻はアカンサス由来の葉文様が2段、その上に人間の顔があるようなないような
中を向くと左手に2本の円柱⑪⑫、石段の先にもう⑬1本。
麓のサンクレール礼拝堂周辺に展示されていたパネルより
外側の周歩廊、円柱列の内側の身廊、その奥の内陣が把握できた。
⑬⑭⑮⑯⑰⑱
隙間のあるパルメット蔓草の編み籠の上にアカンサスの葉が並ぶ
㉕の柱頭
各角に翼を広げようとしている鷲羽毛が表現されている。
四つの面にも有翼の鳥または動物
右から㉖㉗㉘、奥の身廊柱頭左より㉙㉚、奥の周歩廊左より㉑㉒㉖と㉗はアカンサスの葉が2段になり、その上から人間が顔を出しているところが似ているが、アカンサスの葉の表現が異なる。
身廊奥より内陣へと続く。右から㉘㉙、㉚と㉛㉜の2本の円柱
周歩廊左より⑯⑰⑱⑲の柱頭はどれもアカンサス由来の葉文様
右より㉗、㉘㉚の間に周歩廊の㉒、内陣際の2本の円柱㉛㉜
周歩廊左より⑯⑰⑱⑲の柱頭はどれもアカンサス由来の葉文様
身廊内側左より㉖㉗㉘の柱頭もアカンサス由来の葉文様だが、それぞれの表現が違っていて、中には人間の顔が出ているものも。
身廊内のフレスコ画にマギの礼拝があった。
身廊左より㉓㉕、㉕の奥には周歩廊の⑮
変則的な円柱の並びのために、交差天井も変則的になる。入口付近に戻る。
2枚の低い壁が下階と上階を仕切っている。
右端の⑫柱頭はアカンサスの葉と人頭
左に⑧、壁際の⑦⑩の柱頭の間には丸い窓が開いている。この窓がファサードの丸い穴だったのだ。
そして⑩は下から続く柱
左から①⑥⑦⑩⑧
内陣への開口部右に③④の柱頭、その奥に⑤の柱頭
③は下に短いアカンサスの葉、その上に角に2枚ずつ重なり、面の中央と角に人物の顔がありそう。
⑦ 短いアカンサスの葉の上にイオニア式のような渦巻き
④下半はつるんとした丸い容器も上にアカンサスの葉が並んでいるよう
ロマネスク散策は、内部ではヴォールトは一本石の小円柱で支えられ、その柱頭には鷲、犬、野ウサギ、唐草模様、パルメット、アカンサスの葉、渦巻き模様といった様々なモティーフが彫刻されている。
柱頭には彩色の痕跡が残るという。
が、私の撮した柱頭彫刻は、㉕の柱頭以外は、多様なアカンサス由来の葉文様の柱頭だった。たくさん見逃してしまった。
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