お知らせ

忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。
ラベル 田上惠美子氏のトンボ玉 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2026/06/23

田上惠美子氏の個展は黒田妙美氏との二人展


田上惠美子氏から届いた葉書は「すきとおる命 いただく色」展の案内は何とも涼しげ。眺めていると、布の揺らぎが心地よい。
水面に柔らかな風が吹いてできた波の間に蜻蛉玉たちがころころと漂っているみたい。

それにしても黒田氏の布と田上氏の蜻蛉玉の色調がとても良く合っている。これだけでも一つの作品ですね。


それにしても表面の詞書きは、老いた目には文字が小さ過ぎて・・・

大分大きくしたが、開催期間の下はまだ読めない。

それでもっと大きくして、やっと読めた。
黒田妙美氏を検索してみた。志村ふくみ氏のお弟子さんなんですね。
好文舎は田上氏が昨年も個展を開催されたカフェ兼ギャラリーですね。


行けるといいなあ。






2021/09/22

田上惠美子氏の硝子展-透きとおる月-


前回、珪砂組としての個展「石の転生、ガラスの輪廻」は京都だったが、今回の田上惠美子氏の個展「透きとおる月」も京都、しかも河原町四条上ルのギャラリーにしかわである。
しかも、ずっと以前に案内(封筒入り)を送っていただいたのに、気が付けば会期の半ばを過ぎていた😓

マットな黒い地に光を当てると、もわもわとした雲が浮かぶ。その上の作品やワイヤーが黒い影を落としているのに、一つだけ色のついた影がある。これが透きとおる月?

宛名面は朧月? いや透きとおる月



前回のギャラリーにしかわの個展に寄せていただいたとき、ギャラリーは狭い通りとの角にあったのに、この地図にはその通りが記されていないことに気が付いた。通りには必ず名前があって、しかも角には琺瑯で縦書きの通り名が掲げてあったので、碁盤の目というだけでなく、京都は「よそさん」でも歩きやすい街だったのに。
学生時代にこの辺りを通ったら、ギャラリーマロニエと佐々浪薬局の間には道があったけれど・・・とGoogle Mapで見てみると、それは行き止まり(どんつき)の路地だった😆 しかも、その奥には南北に長いゲートホテル京都高瀬川という記憶にないホテルがあるのだった。調べてみると新しい木屋町通り側に玄関があり、その玄関が元小学校の場所のよう。そうか、そんな話はニュースで見たことがあったわ。
河原町といい、その奥の街並みといい、どんどんと変貌していき、見知らぬ街になっていく😢

ハガキのQRコードから、スマホで開催中の個展の様子を垣間見ることができます。
しかしながら、スマホに替えて1年ほどになるというのに、まだ小さな画面を駆使することができず、拡大して見ていると、自分の意思とは関係なく画像が動いてしまって、目が回りそう😵 でもその中にちらっと透きとおる月があったような・・・

何時になったら田上氏の作品が見られることやら😔


そう言えば9月21日に「今年の中秋の名月は満月です」とテレビで気象予報士が言っていた。秋の彼岸頃の満月が中秋の名月と漠然と思っていたが、「旧暦の8月15日の夜に見える月のことです」と。新月でも中秋の名月という年もあるのかな?などと、アホなことを思ってしまう私😑

とりあえず、夫が写した中秋の名月です。

月はでているはずなのになかなか見えないと探していたら、近くの高い建物の向こうから、ぬっと現れた。
出始めはもっと赤っぽかったそう。

日本人が餅をつくウサギと思っているウサギの顔の先、耳が分かれる手前が静かの海という。アポロ11号が着陸したのがその辺りらしいと、50年近く経って知った。


その後は
段々と
白く見えてくる。




関連項目

2021/05/31

水無月の会はギャラリーきのわ企画


「五風舎」というギャラリーから「水無月のり会」という案内が届いた😊

裏面を見ると、田上惠美子氏の蜻蛉玉、そしてその下にギャラリーきのわ企画👀
なんと2020年末に閉店されたギャラリーきのわさんからだった。  
きのわさんは、たとえ学園前のお店がなくなっても、どこかでまたギャラリーを再開される🎈のではないかという気がしていたが、突然のことでびっくりした😲

田上氏の作品は、原点とも言える「すきとおるいのち」
透明なガラスの表面には渦巻や水の流れのようなものがあって、中にはそれぞれの色やら泡やら金箔やらが漂う。そしてその影は作品よりも濃い・・・
この写真そのものも作品やね🤗
6月2日から7日までの期間とは。県外に出られないので行けまへん😥


ハガキの切手のところにも、それぞれの作家の作品がちりばめられていました😁

五風舎さんのホームページを拝見しましたが、とても素敵な古民家でした。東大寺戒壇院から南方向の道にあるようで、その道ならかなり以前に通ったことはありますが、いつも時間に追われて早足で通るので、気が付きませんでした(帰るのに時間がかかるため)。
へ~え、入江泰吉さんはこんなええとこに住んではったんですね~😍

などという内容のない文を書いていたら、田上惠美子氏ご本人からも同じハガキが届きましたわ😶



2020/11/18

きのわで金箔に触れる


田上惠美子氏は、出身地の神戸にある市立博物館で11月23日まで開催されている和(なごみ)のガラス―くらしを彩ったびいどろ、ぎやまん展に併せて、ミュージアムショップで、「蜻蛉玉源氏物語全54帖」の展示と販売をされているそうです。
その期間中に3回ほどお茶会が催され、そのために動画を幾つか制作されたそうで、それをきのわさんで見せて頂きました。
見ている内にPCの画面に人が寄ってしまうので、その度に「密」「密」「密」と広がっては、いつの間にか再び密になっているという繰り返しでしたが😅

初めて見たコアガラス用のバーナーを初め、さまざまな道具類とそれを駆使して手際よくガラス棒や金箔から作品を創りだして行く田上氏の姿、かっこ良かったっす🤩

トンボ玉全面に金箔を巻きつけて、白いマスキングシートを文様に切ってトンボ玉に貼り付けるという作業の場面を見た後で、実際に使っておられるシートを見せてもらいました。
手に持っておられる黄緑色のシートは全く伸縮性がないので曲面には使えないという。それで伸縮性のある白いシートを曲面に使うのだそう。
おおざっぱな私には、小さな正方形をきっちり同じ大きさに切ることさえ気が遠くなりますが、細~い線だらけの雪の結晶なども切る田上氏、切り絵作家にもなれるかも🤗

その後『LAMMANGA VOL.38』の「田上惠美子さんに聞く箔の話」の図版を見ながら、金箔の説明を聞きました。

❶ 金箔 上澄五毛色
同書は、「上澄」は「箔」の薄さに仕上げる前段階のもの。「箔」に比べて「上澄」は10倍ほど厚い。高温を加える工芸に向いており、ランプワークなどガラス工芸に向きといえます。ガラスに混ぜた状態を見比べても、その違いは一目瞭然。「上澄」は印象も強く、重厚なイメージ。それに対し「箔」は軽やかな印象という。
田上氏から聞いていた金箔より分厚い「ずみ」ですな🧐
「ずみ」は金箔のように竹箸で扱わなくても大丈夫、と私の手にのせる田上氏。
掌にのせると金の重みを感じました😄
金 上澄五毛色

❷ 金箔 五毛色 
ほぼ24K
金箔 五毛色

❸ 金箔四号色(画像なし)
同書は、24Kの金箔もありますが、ほとんどの金箔は、金に微量の銀・銅を合金してつくられています。合金配合率によって色味が異なりその呼び色もいろいろあります。
一般的によく使用されるのは「金箔四号色」純金94.438%、純銀4.901%純銅0.661%の配合。金箔といわれて思い浮かべる時の金のイメージは、この色味かも知れませんという。

❹ 金箔 三歩色
ほぼ18K
金箔 三歩色

❺ 金箔 定色(さだいろ)
金の含有率がこれ以下になると金とは呼ばないのだそう。
同書の「合金配合率による色味の違い」という表によると、定色は約59%が金、銀が約41%。
金箔 定色

❻ プラチナ箔
プラチナ100%
プラチナ箔

❼ 金箔 切廻し 
田上氏   箔打ちした後で正方形に切ります。そうすると切れ端が出てきます
私     海苔もそんなんできますね
きのわさん もみ海苔!

説明が終わる把手やいなや、田上氏はいきなり金箔を竹の箔箸で箔合紙から剥がしてぐちゃぐちゃに。なんともったいない😲
持ち上げたり
降ろして広げたりと、何をしようとしているの?

そして田上氏は ❷金箔 五毛色 を光にかざした。これくらい薄いと光が透けるそうです。
田上氏 金の原子が並んでいます
夫   ふむふむ
私   Au Au Au と横一列に??😱
と、理系頭の田上氏と化学系の夫とが理解できるレベルのお話に😆
光を通すと青みがかって見えます。
実際はもっと綺麗な色でしたが、写真になるとどうしても逆光でこちら側が黒くなってしまう。
でも青っぽい色は確認できました😄
金沢市立安江金箔工芸館の金箔の性質(金について)は、金の場合、波長がおよそ600nmより長いと反射率は高いが、それより短くなると反射率は急減する。黄色の波長は560nmであるから、600nmより短い波長を持つ緑青紫系の光は吸収され、それ以上の波長を持つ黄、橙、赤系の光は反射される。黄金色はちょうどこれらの波長の光が混在した色として、私たちの目に見えるのである。0.1μm(=100nm)程度の厚さに加工した金箔を光にかざすと青緑色に透けて見える。これは約600nm以下の波長の青緑系の光が吸収され、その一部が金箔を通過しているためであるという。

同書は、金箔の大敵は、水分・脂分と静電気。湿り気のある指で金箔を触ると容易にくっつき、その指先をこすると消えてしまうほどですという。
私も金箔片を触らせて頂いたが、両手で触るとマジックのようになくなった。田上氏によると汗腺に入ってしまうのだとか。
そういえば、その夜中、ふと目が覚めて指を見たら光ってましたわ 嘘つけ🦔

❷五毛色と❺定色の比較
全然違います。

ではこの「領巾」という名のペンダントトップはどの箔を使ったのでしょうか?



参考文献
「LAMMANGA VOL.38」 季刊ランプワークガラス情報マガジン 2017年冬号 KOBE とんぼ玉ミュージアム

2020/11/14

きのわ最後の田上惠美子蜻蛉玉展 


秋の好日、田上惠美子氏の硝子展へ。
なんときのわさんでは10回目の個展だそう😊

ショーウィンドウには柔らかい色目の縮緬の帛紗に岩と硝子の作品が2つ。
GULIGULIさんでの「岩とガラス展」で出品されていたものとはまた違った作品だった。

盃と台
内側に模様がある盃と、奈良県天川村白倉谷の灰鉄柘榴石の台。色合いもよくあっていいる。
ガーネット(鉄礬石榴石)の結晶が大小並んでいる。すごい👀
ガラス盃の内側に羽状文をつくろうとと金箔をタングステンの棒で引っ掻いていたらこんな風になってしまったとか。
これはこれで面白い模様です🤩

香合
石は石灰岩で、散華系のガラスが上にのっている。
田上氏によると、ガラスという液体は、厚いものは3㎜の厚さににろうとし、薄いものは3㎜の厚さになろうとするのだそう。それを薄く薄くのばして1㎜に仕上げたのがこれとのこと。厚さだけでなく、石の形に合わせるのも大変やったやろなー😱
そんなふうに伸ばしても、截金の筋に乱れはない🧐さすが🍂

今回初めて見たのは「石とガラス」という組み合わせの香合シリーズ。
これも散華のガラス。沈香も見えている。

香合2点 
石について説明していただいたのにすっかり忘れてしまった こら🦔
石はうっすらと縞模様
右

香合といい、振出といい、茶道の道具がちらちらと。古代の技法によるガラス制作に鉱物収集、その上盆石だったかな。多彩な裏の顔に、今度は茶道が加わった😵
時間の割り振りと頭の切り替え、見習いたいものです😅

振出
私がお茶を習っていたのは40年も前の話、お茶会で振出が使われ、金平糖が入っていたが、この振出には何が似合うだろう。
截金ではない金箔のまだらの間からのぞく緑のガラス
真っ白な石の微妙な凹凸にちょっと緑っぽい色があるような・・・

截金の振出
この振出なら中に入れたものが見えるかも🤗
台は愛媛県四国中央市の銅山川のキースラガー(含銅硫化鉄鉱)

今回も全体の様子を撮影させて頂こうと思いつつ、この左側はピンボケでした😅

奥の棚にはこんな長い作品も。
台は大理石で、その上の不揃いな石は、神戸出身だけに御影石。
その上には盃。5人でお酒を酌み交わす実用品としてよりも、広い台にのせてオブジェとして飾ると良いかも😎
花崗岩の盃台、その特徴は目が粗い。
大理石の土台側面に大理石に銀を貼ったらこんな風に黒くなったとか😎

写っていないところには

キューブのガラスとそれに乗せられる金箔ガラスさまざま
金箔ガラスが映っているのではなく、キューブの面に金箔が貼り付けてあるだろうと撮ってみたが、どれもピンボケ😅

盃2点
まるで金の盃
こちらは銀色の盃だがプラチナと金

南の壁側へ

振出と盃

隅にはガラスの盃と石の台
桜石がたくさんついている石なのに、数枚写したがとうとうピントのあったものがなかった😥

壁にはオブジェも。

「蜻蛉玉展」とあるように、蜻蛉玉もたくさんありました。でも、ついつい大きなものに目がいって・・・

このちょこっとカーブしているプレートは、向き次第で首にも見える優れもの。
截金だけでなく、いろんな金箔の使い方が鏤められている。
ひとつとして同じものがない。

円錐形の透明ガラスには指輪が

素材不明のコーンにはブレスレット、かな?

ところで、こんな風に勝手気ままに写真撮影をさせて下さるきのわさんですが、年内でギャラリーを閉じられることになりました。
私も何度か来させて頂いて、その度にきのわさんの人柄に触れて和んでいました。

今回は、田上氏の作品を見に来られた方と漫才のようなやりとりをしておられましたが、きのわさんに負けずにギャグを飛ばすその方が、なんと切子ガラスの作家だったとは😆
そのお名前は西眞り子さん。
田上氏といい、西さんといい、両氏によると一番大変な作業は最後の研磨だそうですが、ものを創造する人というのは、やっぱり頭が柔らかいんだなあと感じ入りました。
西さんのグループ展のハガキも頂戴したので、もう間に合わないかもわかりませんが、添付します。
我々は時間の都合で行けませんでしたが、切子ガラスの作品も見たかったです。

きのわさんで個展を開かれた方々の案内のハガキ
ピンボケ気味で申し訳ありません🤢
ガラス作家が多いですが、焼き物や塗り物、そして縫い物も
金属工芸から木工に織物も😍

きのわさんは13年されたそうですが、その間一度も空きができることなく、ギャラリーを続けて来ましたということです。それもきっとオーナーのお人柄でしょうね。

そう言えば、田上氏があまりにも次々に新たな作品を創りだされるので、
ピカソみたいというと、
それを聞いていたきのわさんは、即「ピカコやね」😄
ということで、ガラス作家の田上惠美子さんは、今後田上ピカコさんとなります。
ええ加減にしなさい🦔

 きのわで田上惠美子 硝子展~すきとおるいのち~←   →きのわで金箔に触れる

関連項目