お知らせ

忘れへんうちに 旅編では、南イタリアの旅を再開しました。
その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2022/07/05

フォッサマグナミュージアム フォッサマグナについて


大陸から日本列島へ 
『世界ジオパークいといがわ』(以下リーフレット)は、その昔、アジア大陸の一部だった日本列島が大陸から離れるときにできた巨大な裂け目がフォッサマグナです。有名な糸魚川-静岡構造線は、フォッサマグナの西端に沿った大きな断層です。
糸魚川の渓谷や海岸では国石ヒスイを見つけることができます。ヒスイは、日本列島ができる遙か以前にアジア大陸の地下深くで誕生した岩石で、日本列島誕生という激動にもまれながらも地表に姿を現しました。まさに、その奇跡の場所が糸魚川だったのですという。

糸魚川-静岡構造線の起点は糸魚川市に流れ込む姫川
糸魚川という地名は知っていたし、姫川は暴れ川(日本の川はたいていそうだったが)で、大雨の度に道路や鉄道がズタズタになったことも知っている。それなのに、糸魚川という名前の川がないことに気づいていなかった。
糸魚川-静岡構造線 『世界ジオパークいといがわ』より


フォッサマグナが陸になるまで
リーフレットは、糸魚川-静岡構造線は、姫川に沿って通る断層です。日本列島を東西に分かつ大断層で、フォッサマグナの西側の境界断層でもあります。
この断層を境に、西側は1億-5億年以上前の岩石や地層からなる山々であり、東側の山々は2000万年前よりも新しい時代のものからなります。なぜこのような地質の違いができたのでしょうかという(以下もリーフレットより)。

① フォッサマグナは、2000万年前、アジア大陸の東縁が裂けて日本列島が大陸から切り離された時にできた大きな落ち込み帯
海底では海底火山活動がはじまり、海底には大量の火山灰や溶岩が堆積
② さらに列島が移動し、フォッサマグナを境に日本海が拡大していった
フォッサマグナが陸になるまで 『世界ジオパークいといがわ』より

フォッサマグナの海底はどんどん沈降を続け、これに反しまわりの山々はどんどん隆起したことで、陸地から運ばれた土砂が大量にフォッサマグナの海に流れ込み厚い地層が形成されました。
その後、日本列島が現在のように圧縮される時代へと変わり、フォッサマグナの地層も隆起をはじめますという。

③ 日本列島がほぼ現在の形になった頃、フォッサマグナの地層を貫くマグマにより富士山や八ヶ岳、焼山など多くの火山が形成される
フォッサマグナが陸になるまで 『世界ジオパークいといがわ』より

現在の地形ができあがったのが100万年前、なんと若い土地。
ボーリング調査により、フォッサマグナの溝の深さは地下6000m以上あることがわかっていますという。
フォッサマグナ(おおきな溝)に堆積した新しい地層 『世界ジオパークいといがわ』より


富山深海長谷(ちょうこく)
リーフレットは、糸魚川の海は大陸棚が発達しておらず、フォッサマグナの延長にある富山トラフ(広い谷地形)に向けて急激に深くなります。
富山トラフには、富山県の神通川・黒部川などから繋がる海底谷があり、青海川や姫川、早川から繋がる海底谷とも合流し1本の海底の大河と「富山深海長谷」となります。
この富山深海長谷は、富山湾から延長約800kmに渡って蛇行しながら北流し、ついには、深さ3400mの日本海最深部である日本海盆へと口を開いているのです。
海底にこのような谷がなぜできたのかはまだわかっていませんが、北アルプスの山々と日本海は確実につながっており、糸魚川のジオパークは想像を超える壮大なスケールで私たちに地球の神秘を教えてくれますという。
不思議なことに幅広いフォッサマグナの中に関東山地と呼ばれる古い層がある。
糸魚川市のフォッサマグナとはによると、関東山地を、フォッサマグナが落ち込んでできた時の落ち残りとされているみたい。
山歩きをしていた頃は、白馬岳と妙高山のできた年代の違いなど、気にもしていなかった😅
富山深海長谷からつづく糸魚川-静岡構造線 『世界ジオパークいといがわ』より

地上に現れた海底火山 海谷渓谷(うみたにけいこく)
リーフレットは、海谷渓谷一帯の山々は、300万年前の海底火山の活動と、その後の大地の隆起、河川による浸食によってつくられました。かつてフォッ サマグナの海底であったこのあたり一帯は、時に活発な、時にゆっくりとした静かな大地の活動によって、山地に姿を変えていきましたという。
海谷渓谷 『世界ジオパークいといがわ』より

海谷渓谷の歴史

❶ このあたりが海底だった 1500万年前-300万年前に、陸から運ばれた砂や泥が底にたまった
海谷渓谷の歴史❶ 『世界ジオパークいといがわ』より

❷ 約300万年前、地下深くにあったマグマが海底近くに上昇し、海底火山の活動がはじまりまった。海底での噴火により、火山灰や溶岩が噴出
海谷渓谷の歴史❷ 『世界ジオパークいといがわ』より

❸ 大量の火山噴出物がたまった後、火山活動は休止し、海底に再び砂や泥がたまった
海谷渓谷の歴史❸ 『世界ジオパークいといがわ』より

❹ およそ100万年前以降、このあたりの大地が隆起し、海底火山によってつくられた地層も陸上に姿を現した
海谷渓谷の歴史❹ 『世界ジオパークいといがわ』より

❺ さらに大地が隆起し、河川の浸食作用によって海谷渓谷が形成され、海底火山の断面が大岩壁に現れた
海谷渓谷の歴史❺ 『世界ジオパークいといがわ』より

時間がなくてミュージアム発行の書籍を探せなかったが、リーフレットがいろいろあったのでたすかった。


参考サイト

参考にしたもの
「世界ジオパークいといがわ」 新潟県糸魚川地域振興局編