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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2020/09/29

GULIGULIの外の庭と中の庭


珪砂組の「石とガラス展」が開催された高い木々に囲まれたGULIGULI。

高い木の外側には垣根、更にその外側にもいろいろと植わっている。
垣根の側面
ヤツデのようでもあるが、やっぱり違う。ヤツデは常緑樹なのに、黄色く紅葉が始まっている葉がある。調べてみると、イワヤツデというユキノシタ科の多年草だった。
その下には竹の低いササ。石がわずかに顔を出している。

駐車場は一つずつギザギザになっていて、それぞれの奥に板塀と石垣、植物という構成。
私より先に来た人たちも、植物の写真を撮って、ゆっくり楽しんでいた。ここで別世界へといざなわれていく。

P2の植物
壁一面に植物が植えられ、まるで草の壁。下草にはイワヤツデと、細い葉が垂れたニューサイラン。
赤い花はサルスベリ。醒ヶ井の地蔵川で、梅花藻の群生にとらわれて、落ちた花が流れに乗れないで留まっていた、あの花だ。

P3も奥が草の壁だが、カエデのような木が壁面から生え出ている。
側面にもいろいろ植えてある。
ヤマボウシのような木は紅葉が下から始まっている。
その下はシノブヒバかオウゴンシノブヒバかな?
左手前の白い花のようなものは、白っぽい小さな葉の集まりで幹が見えている。
オーストラリア原産のウエストリンギア。ローズマリーに似ているが、葉が黄緑色で柔らかそう。

P4の草の壁には、ちょっと違った植物が👀 シダのよう。
このシダと思われる植物、どんなに探しても名称が分からなかった。
私には、葉の先が沢山分岐して小さな葉が付いているように見える。
シダの勢いに負けそうなローズマリーは白い花を付けていた。
ヤブランの花も見え隠れ。
ハナツクバネウツギ
道路脇によく植えられていて、信号待ちの時など、スズメガが蜜を吸いに来ていたりしていて和めたが、昨今は見かけなくなってしまった😥
ウエストリンギアの茎が一本、まっすぐ下に向かって伸びて、
その隣にはニューサイランがみごと😃

GULIGULIの門付近には高い木と
短い下草、そして石がゴロゴロ。
門扉近くには白花のサルスベリ。
門の左のキウイのようなものが気になるが、
キウイは蔓性なので木にはならない。タイサンボクでもなし・・・🤔

門を入ると右に石垣と敷石が見えた。
先の尖った葉が放射状に出ているのはテンジクスゲ。
積石の上で色づき始めているのは多肉植物。
緑の若々しいものは蕾がついている。これがモリムラマンネングサかな🧐
その奥の実をつけた木は不明。
その右下には黒い実のシロヤマブキ

石垣の向こうで、門からの通路と合流。木はますます高くなり、森のよう。

次の分かれ道の前にはムラサキシキブが実を付けていた。
実の色がいろいろで楽しい😊

左の道を通りながら。
ヤブランの色の薄いもの?
タケシマランとしか思えないが、葉の下にぶら下がる実がひとつも見えない🤔
久しぶりに見かけたショウリョウバッタ

ふと建物が目に入った。1階がカフェで2階がギャラリー。
ギャラリーから見えたのは、大きな岩がごろごろした庭。通路からは見えなかった。
水の流れで浸蝕された岩に少量の水が流れ落ちて、小さな滝になっていた。極小の甌穴もあるし👀

玄関へのアプローチに戻って、
ゼニゴケの間から小さなシダなどが生えている。

そして玄関前に立っていた高い木には名称のプレートがあり、ラクウショウとあった。漢字では落羽松なので、日本の木かと思ったが、北米東南部・メキシコ原産(『山渓カラー名鑑 日本の樹木』より)。
鳥の羽のように柔らかな葉が少し色づいている。どんな紅葉になるのだろう。


関連項目

参考文献
「山渓カラー名鑑 日本の樹木」 1985年 山と渓谷社