ホシガラスが埋めて食べ忘れた種のように、バラバラに芽を出した記事が、枝分かれして他の記事と関連づけられることが多くなった。 これから先も枝葉を出して、それを別の種から出た茎と交叉させ、複雑な唐草に育てて行きたい。
2018/09/18
彼岸花の前に咲くキツネノカミソリ
車で時々通る道の傍らに、何時の頃からかキツネノカミソリが少しだけ咲くのを見かけるようになっていたが、短い時期にしか咲かないので、年に一、二度見て忘れてしまっていた。
ところが昨年はかなりたくさんの花が咲いているのを見つけたので、見に降りると、田んぼの土手にまとまって咲いていた。キツネノカミソリはニッコウキスゲのような色だったと記憶していたが、実際はずっと濃く、柿色だった。
通りかかった老人が、不思議そうにしているので、珍しい花が咲いているので写しているんです。キツネノカミソリという名前なんですよというと、「面白いものを見ました」と言って去って行った。
こんな風に個体だけを写さず、群れで撮っておこうと、帰りに立ち寄った。車から降りると、満足そうな顔をして草刈り機を担いで道路を渡ってきたおじさんが、隣にとめてあった軽トラに乗って去って行った。
私は今だと思って道路を渡り、キツネノカミソリを探したが、1本も残っていなかったのだ。そして他の雑草と共に切断されて土手に散らばっている花を見つけた。先ほどのおじさんは自分の田んぼ付近の雑草を刈りに来ていたのだった。
そして今年の9月、猛暑の後は意外と早く涼しくなり、あの田んぼの土手のキツネノカミソリはそろそろ出ている頃かなと、注意して通ったが、高い草が茫々と茂っていて、柿色の花は見当たらなかった。
キツネノカミソリはもう咲かなくなってしまったのかと寂しく思ったが、ある日別のところで群生しているのを見つけた。ガラ携で撮ったためピントがイマイチ。
去年の花よりも更に濃い色だと思ったが、
少しもらって花入れに入れてみると、やっぱり濃い。
もう1本の方は淡い色。
若い花は薄く、日が経つと濃くなってくるのだとか。
オマケは盛りを過ぎたノウタケ
後日、このノウタケは朽ちてしまったが、近くで別の個体が出ていた。
2日後にはこんな風になってしまったが・・・
山桜が散る頃← →永観堂 紅葉は始まっていた
関連項目
8月下旬に蕾があったキツネノカミソリ