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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2014/07/08

箕面で田上惠美子ガラス展1



ムリーニ・ガラス作家八木洋子氏の個展の続きをアップする予定でしたが、現在開催中の田上惠美子氏の個展を早めに見に行き、珍しく現在進行形でアップできる、私としては稀な機会なので、今回は田上氏の個展の記事です。

関西人であるが、箕面には行ったことがなかったが、田上惠美子氏の個展があるというので、出掛けていった。
阪急で2回乗り換えると、どうということもなく牧落駅に着いてしまった。田舎に住んでいるので、乗り換えるということは待ち時間が多いと思ってしまうが、どの線も10分おきに発着があった。都会は交通機関が発達していて、便利やなあ。


暖簾をくぐると前庭があり、ギャラリーというよりも普通のお家だった。
玄関で靴を脱ぎ、廊下を進んでいくと、昔の風情ある住居そのものが展示室になっていた。左の後ろ向きの人物が田上氏。

庭に面したテーブルには、同じ名称のトンボ玉がグループ毎に並んでいる。そして、その上に2つほど大きめのトンボ玉を飾った透明なケースがぶら下がり、モビールのようにゆらゆらしていた(見にくいですが、四角い白っぽいものがそうです)。これは田上氏の創意ではなく、天善堂のスタッフの遊び心とのこと。
その作品を少々
光 射し込んだ光は、玉の中を駆け回り、あちこちで輝きながら私の目を楽しませてくれるというトンボ玉のタイトルと短いコメントが添えられている。
外側に向かってレンズを構えると、作品が暗く写ってしまう。
源氏 十二単の衣のように、あでやかな色の重なり
それぞれの色彩と、白や金箔を入れた羽状文が美しい。
そう言えば、田上氏は、源氏物語五十四帖をガラスで表すという試みを行っていたのでは?
あれから増えたのかな?それとも体調を崩して以降は中断しているのかな。
それについてはこちら

さいころ 正六面体、黄鉄鉱の結晶のよう。ころころ転がって、そのかたち自体が愛くるしい
少しでも色が出るよう、斜めから撮ってみた。

その左手に床の間があり、水月と名付けられた、金箔が貼り付けられたオブジェが幾つか置かれていた。
ステンレスの板に取りつけられた作品は以前にもお目名掛かったことがあるが、掛け軸のものは初めて。
田上氏によると、「折りたためる掛け軸」だそうで、折りたたむと中央の金層ガラス?の貼り付けてある矩形の大きさになるとのこと。
その上下のX状の凹凸の陰影や、布地の石畳文が、白一色の単調さを回避している。
それにしても、平たくて、天・地、上・下・風袋、中回しなどの布地の組み合わせで、作品をいかに際立たせるかというのが伝統的な掛け軸だったが、なんと斬新なものが現れたのだろうか。

襖を外した次の間。
こちらにも窓際や中央にはトンボ玉が並んでいる。

階段箪笥の奥の御簾にも、上の写真にはなかった先ほどと同じタイプの掛け軸が、いつの間にか掛けられていた。
掛け軸は白と黒のツートーン。西宮の作家の作品らしい。
このような軸なら、折りたためば小さく収納できるし、床の間でなくても掛けることができる。無色透明な軸も取り外せるのかな。軸に田上氏のガラスを付けても面白いだろう。
そして、田上氏の作品です。

階段箪笥の上に飾ってあったのは、ショット・グラスの群、玻璃盃
以前、田上氏の新作のそぞろごとに掲載されていたものに仲間が増えている。
透明ガラスの中には、私の好きなレースガラスがびっしり。そこに田上氏らしく金箔が見え隠れしている。
何とかピントが合った。レースガラスにもいろんな捻れがあるのだな。
この部屋の窓側のテーブルにも、ショット・グラスがあった。涼しげ~
中に野花が生けてあった。これもギャラリーの遊び心らしい。

※ これらの作品は田上惠美子氏の許可を得て撮影しました。


   今夏も箕面の天善堂で田上惠美子氏の個展
                        →箕面で田上惠美子ガラス展2

関連項目
きのわに八木洋子氏のガラス展を見に行った
きのわでの八木洋子氏の個展2 ムリーニ
きのわでの八木洋子氏の個展3

箕面で田上惠美子ガラス展3
田上惠美子氏のガラス展~すきとおるいのち~はきのわで