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忘れへんうちに 旅編に、中央アジア各地の旅に続いて、イランの旅を記載し始めました。
その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2012/03/13

イサクパシャ宮殿の生命の樹

生命の樹は門の両側やキュンベットなどに浮彫されていた。
1:正門のタチカプ
門の各側には小さな円柱が5本、小さな壁面が3つあるが、その2面に生命の樹を図案化したような浮彫がある。
その一つ。いびつな茎が左右対称によじれながら上に向かっている。
もう一つも非常に図案化された植物文だ。
3:第二の中庭入口のタチカプはほとんど装飾はなさそうだ。
しかし、アーチを支える柱に細い樹木の浮彫があった。
エンブレムのようなものから茎が出て、木は枝を左右に張らず、細いまますらりと伸びている。
糸杉の姿を表したとしか思えないのだが、木の表面を蔓が蛇行しながら上に向かい、頂部は斜めに倒れて終わる。なんとも不思議な形だ。
蔓草も独特で、ブドウでもない。
4:第二の中庭の5:キュンベット。
八角形で、3面に生命の樹の高浮彫がある。
壺から出た茎の途中から枝が蔓のように分かれて、捻れながら上に伸びていく。その力強さはまさに生命力に溢れている。
17:公的空間への入口
正面から見るとわからないが、側面に生命の樹があった。
やはり壺から生えている。細い枝が交差しながら上に向かっている。実の上に葉が付いていて、大きなイチゴが成っているようだ。
6:ハレム入口のタチカプ両脇にも生命の樹があった。
これも壺のようなものから生えて、太くなったところに左右2つずつチューリップのような花が出ている。
その上はレース編みのような葉が2段、斜めに表され、その上に葉の先が2段、交互に出ている。
更に上はアカンサスの葉があって、その上は王冠のようだ。その上にチューリップの断面図のような花が3つのっている。
生命の樹といえばナツメヤシだと思っていたが、イサクパシャ宮殿ではナツメヤシではない生命の樹ばかりだ。
イサクパシャ宮殿には、生命の樹だけでなく、独特の植物文にあふれた邸宅だった。

関連項目
生命の樹を遡る