ホシガラスが埋めて食べ忘れた種のように、バラバラに芽を出した記事が、枝分かれして他の記事と関連づけられることが多くなった。 これから先も枝葉を出して、それを別の種から出た茎と交叉させ、複雑な唐草に育てて行きたい。
2008/05/19
慶州で見学した古墳第1号は皇吾洞325の円墳
八友亭ロータリーの南西角にも円墳があった。円墳にしては裾が流れるように広がっている。結構古いものかも。 あちこちに自転車が置いてあるが、朝早くから見学者がいるのだろうか。我々は通りがかりに眺めたという程度だった。
柵の形に回り込むと八友亭ロータリーに出るのだが、その前に柵がとぎれて石碑と説明板があった。
史跡第41号 所在地:慶尚北道 慶州市 皇吾洞 325
ここ皇吾洞には大きさが異なる新羅時代の塚が密集している。長い間、手入れがされていないため、封墳(盛り土をして作った墓)の損傷が目立つが、現在も古墳として判断付近できるものが10基余りある。この古墳群はこの付近で発掘された古墳の構造からみると4~5世紀頃の王族、または貴族が安置されている積石木槨墓墳であると推定されるという。
この付近で発掘された古墳というのは天馬塚のことだろう。 円墳のこちら側の裾には石垣が見える個所もある。時代が下がると円墳が小型化し、周囲を石垣が巡り、もう少し下がると十二支の浮彫石板が嵌め込まれるというが、4~5世紀頃なら積石木槨墓が造営された頃。道路の整備のためか、崩れていたからか、近年石垣にされたのだろう。
この付近の旅行記は2日目-1 慶州で最初の朝食はヘジャンクッへ