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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2025/05/06

神戸どうぶつ王国のハシビロコウが飛んだ


さて、まだ見ていないカピパラさんは何処?
館内マップはこちら

「カピバラたちの湿原 Pantanal パンタナール」は屋外にあって、ドアがはカピバラが外に出られないようになっていた。中に入ると池もあって、その近くにカピバラとヒトがいた。大きいのは知っていたが、こんなに大きいとは思わなかった。
カピバラは齧歯目テンジクネズミ科でマーラに近いが姿はかなり違う。
最近見たテレビ番組で、水族館にカピバラがいて、「カピバラは水中で暮らす動物です。水かきもあります」と言っていたが、この日は寒かったせいか、水に入っているのはいなかった。

どこかの施設でカピバラが噛みついたというニュースが報道されたことがあるが、神戸どうぶつ王国のカピバラはおとなしいのか、ヒトに触られても気にならないみたい。 

前肢をそろえてゆっくりと寛いでいる。

これでは水かきが見へんやん。


カピバラはたくさんいて、活発に動き回っているのは一頭くらいで、皆さん日なたぼっこ中。


せっかくなので私も触ってみました。かなりの剛毛で、ヒトが触ったくらいどこ吹く風のよう。
正面から見ると顔は細い。

あちこち動き回る活発なカピバラはこれ。斜め向きも撮れた。
今年の日清紡のCMはカピバラがたくさん出演。でも、一昨年のハシビロコウのCMは一羽だけだったけれどとても良かった。


その後南の方の「アルパカスペース」へ。
アルパカは偶蹄目ラクダ科。なるほど顔はラクダに似ているが、思ったよりも小さかった。この首の毛もたてがみっていうの?


お昼は花のキッチンでロコモコ丼とイチゴのジェラート。人が多いのでかなり待つかと思ったが、早くて便利。空席もすぐに見つかった。


もう一度ハシビロコウを見ようと、再び「アフリカの湿地」へ。
せっかくなので「島」に渡ってみたら、ワオキツネザル(霊長目キツネザル科)がストーブで暖をとっていた。


そして岩場にはケープハイラックス(ハイラックス目  ハイラックス科)たちがいた。えっ、どれにも属してないの? 神戸どうぶつ王国のホームページによると、ハイラックスの仲間は外見がウサギやモルモットに似た感じがするが、足には蹄に似た扁爪があり、見た目とは程遠いがゾウに近い種類であるという。
そう言えばゾウの祖先は小さな動物だったような。

短いけど牙が出ていて凄みのあるお顔。この牙がやがてゾウの牙へ?



もう一度ハシビロコウを見に行くと、♀のマリンバが反対向きに坐り込んでいた。

顔はよく見えた。

向こう岸のボンゴは同じ側に坐ったまま。


どよどよという周りの人たちのざわめきに、マリンバに目を向けると、なんと立ち上がった。しかもクチバシを上に向けている。短いがクラッタリングも聞こえた。

坐っているのに飽きたのかと思ったら、巣の藁が気に入らないのか摘まんで横に置いたかと思うと、右の方に歩いて藁を掴みこちらに持ってきた。


そして顔をこちらに向けてくれた。こう言っては何だが、テレビで見るハシビロコウは、どちらかというと険悪な顔をしているのに、お目々がかわゆい。遠くを見ているのかも。

おなかの毛もふわふわ。足の付け根に白い羽が一本ずつ。キョロキョロと見回し、


羽根がちょっと動たかと思うと、


次の瞬間飛んだ!
カメラの設定を連写やビデオ撮影に切り替えるヒマもなかったし、ピントも合わせられない早業。

体が大きいのであっという間に奥の方に降り立った。途中の池の近くにいる人たちの上を飛んでいつたので、ビックリされていた。


巣に新しい藁がほしいなら、もっと近いところに藁が積んであるのに。

あ、クチバシは下に曲がっている。巨大なクチバシと短い数本しかない冠羽というこの落差も魅力の一つ。

結局森の中へと分け入ってしまいましたとさ。


最後に出入口に近い「モモンガの森」に入ると、モモンガだけでなく、夜行性の小動物たちがいたが、ピントが合ったのは以下の写真だけ。

クロワシミミズク 
掲示板によると分類はフクロウ目フクロウ科、分布はアフリカ大陸中央から南部
アフリカで最大のフクロウ。鋭い爪と強力な握力で獲物を捕らえ、握る力で窒息死させる。頭上の羽は「羽」と呼ばれる飾り羽で、耳のように見えることから「ミミズク」 と呼ばれる。フクロウとミミズクは羽角の有無で呼び分けられているが、分類上はどちらもフクロウの仲間であるという。

オオフクロウ 
掲示板によると、分類はフクロウ目フクロウ科、分布はインドから東南アジア。
名前り羽の色は茶色い木肌のようで、森の中では木に溶け込める保護色となっている。森林に生息しており、木々の間をとても静かに素早く飛ぶことができる。暗闇の中でもわずかな光があれば狩りができるよう目が発達しているという。


フクロモモンガ
掲示板によると、分類はカンガルー目フクロモモンガ科で、オーストラリア北部から南東部、 ニューギニア島、ビスマルク諸島に生息。
有袋類の仲間。前肢の小指から後肢の指の付け根にかけて飛膜があり、木々を滑空しながら移動して餌を探すという。
皮膜を広げて飛んでいるところを写したかった。


マタコミツオビアルマジロ
掲示板によると、分類は被甲目アルマジロ科で、分布は南アメリカの熱帯雨林やサバンナ。
背中には名前の由来となる3本の帯があり、危険を察すると丸くなって身を守る。アルマジロはおよそ20種が知られており、そのうち完全に丸くなれるのはマタコミツオビアルマジロを含む2種類だけなのだそう。
敵もいないのにまんまるになるのは難しいと思うよ。

という数十年ぶりに動物園いったというお話。歳を重ねても、こんなに面白く楽しめるところだったとは。しかも交通の便が良いし。



参考にしたもの
館内の掲示板
神戸どうぶつ王国のホームページ