ホシガラスが埋めて食べ忘れた種のように、バラバラに芽を出した記事が、枝分かれして他の記事と関連づけられることが多くなった。 これから先も枝葉を出して、それを別の種から出た茎と交叉させ、複雑な唐草に育てて行きたい。
2016/07/11
田上惠美子氏から届いた長~い案内状は「蜻蛉玉源氏物語」
久しぶりに田上惠美子氏から個展の案内を頂いた。なんという長さ!
平安時代の源氏物語絵巻から極彩色ではない蓬生の場面を背景に、9個のトンボ玉が紹介されている。しかも、いつものように作品の影のある写真ではなく、粗い織の布が地になっている。
横向きで見るべきものでした。
文字はいつもいただく案内状の田上氏の字ではなさそう。
思い返せば、最初に田上氏の源氏物語シリーズを拝見したのが2009年のART BOXで、この時は9個だった。
次に同じくART BOXで2011年に開かれた個展では16個になっていた。
以来幾多の個展の中で私が行くことができたのは一握りだったせいか、「源氏物語シリーズ」には出会わなかったように思う。
そして5年の歳月を経て、残りの38個が出来上がった。田上氏ご自身は片時も源氏物語シリーズを仕上げることが頭から離れなかった
1年に約8個というのはかなりのペースである。
葵は2009年から、御法は2011年に登場しているが、あとは初めてみるものばかり。
個展の会場は東京青山のKARANIS、滅多にないことに、先月その辺りを通った。根津美術館の「中国の古鏡展」を見に行ったのだが、確か田上氏の個展が度々開催されるKARANISというギャラリーも近くにあったと思って探したがわからなかった。根津美術館が新しくなって初めて行ったので、以前とは全く違う建物が並んでいて、YOKUMOKUさえ見つけられなかった(今調べてみると16年8月まで改装工事中だった)。
一緒に開催される京真田紐のお店と田上氏との関係は?
KARANISには行くことはできないが、9月に箕面でも「蜻蛉玉源氏物語」は開催されるそう。
箕面といえばあの天善堂かな?拝見するのが楽しみ!
田上惠美子氏の二人展← →天善堂で田上惠美子ガラス展 蜻蛉玉源氏物語
関連項目
ART BOXで田上惠美子氏のトンボ玉展
田上惠美子氏のハガキのトンボ玉は「須磨」だった
箕面で田上惠美子ガラス展3
箕面で田上惠美子ガラス展2
箕面で田上惠美子ガラス展1