ホシガラスが埋めて食べ忘れた種のように、バラバラに芽を出した記事が、枝分かれして他の記事と関連づけられることが多くなった。 これから先も枝葉を出して、それを別の種から出た茎と交叉させ、複雑な唐草に育てて行きたい。
2015/08/28
「田上惠美子ガラス展~すきとおるいのち~」はきのわで
田上惠美子氏の、きのわでの個展の案内を戴いた。
実はこの画像を、田上氏の作品というよりも、撮影した人の作品として魅入ってしまった。金属(ステンレス?)の板に載せたのか、背景にしてぶら下げて撮ったのか、よくはわからないのだが、やや右方向から撮影しているので、手作りの金属(銀?)の少しずつ大きさや形が異なる輪っかが、板にも少しずつ異なる姿を映している。見続けると消えてしまうのではないかと思うほどの儚さがある。
などと思って視線を下に移すと、そこには内に金の輝きを内包した、田上ワールドの小宇宙が!
当たり前だが、田上氏の作品が主役である。
こんな絵葉書をもらえるとは嬉しい!
田上氏の個展にお邪魔すると、案内状だけではわからない、新たな作品群がj待ち受けている。
そして、今回は料金別納のところにも田上氏の作品がある。画像が小さいので、拡大してみると、八弁花文の截金のような文様のある瑠璃色のトンボ玉。指輪だろうか、留め具の手作り感が金箔の線の掠れたのと良く合って、ええ雰囲気。
「~すきとおるいのち~」と文章の間にも、それぞれ別の色のガラスと、金箔とレースガラスの筒状のトンボ玉が置かれている。それぞれの下に映った影は全部は取り込めなかったが、こちらも拡大してみた。
端っこの小さなプチプチもかわゆいなあなんて、一言で表現するのでは済まない苦労が、この一つ一つにはあるのだろうな。全て一度に付けてしまわないと、溶けて表面張力で平たくなってしまうのでは。
2015年9月2日-8日とは、えらく短期間やなあ。
田上惠美子氏硝子展はあべのハルカスで←
→田上惠美子氏の二人展