お知らせ

忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2025/06/24

珪砂組の静止する液体ってどんなん?


「珪砂組 硝子展 静止する液体」という代官山での個展の案内が届いた。田上惠美子氏と拓氏のユニット珪砂組、個人でも、ユニットでも活躍されておりますなあ。
料金別納郵便のところに陶磁器類が並んでいて、代官山GALLERYという画廊の雰囲気が出ていてええ感じ。


石から生まれ
炎の中で 固体と液体の間を行き来するガラス
透過 屈折 反射する光に惹かれています

という、毎日溶けたガラスや固まったガラスに携わる作家ならではのお言葉。ガラスは液体と子供の頃に習ったけれど、何でこれが液体やねん、とガラスコップを手にする度に思ってしまう。

しかし、反対側の作品を見ると・・・
淡く微妙に異なる色ガラスの「しぶき」が軽石の穴に刺さっているのはこれまでも拝見したことはあるが、


それが目玉になっているではないの! これはいったい・・・? 私の心もに刺さりましたわ。


しかも二つ。いつの日にか歩き出すしぶき君が現れるやも!


話はそれますが、この黒目のまわりが青いので思い出したのは、「アースカラー」という目の色。テュルク系などの混血民族には、日光にあたったり、泣いた時に色が変わる瞳のことらしいです。でもトルコ人全員がそうなるのではなく、「悲しい映画を一緒に観ていると友人が映画よりも自分の目の色が変わるのを見る」という逸話があるように、稀な瞳らしいです(『新・トルコで私も考えた 2020』より)。
この話を読んで思い出したのが、「独孤伽羅」という北周から隋の中国ドラマに登場する宇文護の瞳の色が青くなるという話。宇文一族は元は匈奴系で鮮卑化したと何かで知りました。それで目の色が変わるほどの混血になるのかな?匈奴がヨーロッパ系でもない限り。 
ちなみに「独孤伽羅」はBS11で現在放送中。宇文護の目に注視しながら見ています。


六月二十八日(土)から七月六日(日)まで、七夕直前の催し。
QR CODEで見てみると、いろんな情報が得られて、本当に東急東横線代官山駅の東隣にあることも分かった。




参考文献
新・トルコで私も考えた 2020」 高橋由佳利 2020年 集英社