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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2016/04/19

伏見稲荷3 京都の街を眺める


熊鷹社を経てまた鳥居のトンネルを進んでいく。

参道は階段状の急傾斜だったり、
ほぼ平たいところもあったり、カーブしていたりの繰り返し。
鳥居のなくなっているところには、次の奉納者の札があるものも。

三ツ辻に到着。参拝図では現在地のところ。
T字路を四ツ辻方面に行くので右折。

すぐに②のマークのある休憩所、その奥には鳥居のトンネル。

また登って休憩所があった。
そしてまた急傾斜の階段、
平たくなると休憩所がある。④のマーク。
山側には「大松大神」があった。
『伏見稲荷全境内名所図繪』は、瓢箪の形のお塚で良運に導いて下さると伝えられていると共にお酒の神様とも言われておりますという。
ここにも狐がいると入り込んで撮したら、大きな瓢箪があった。
左の狐はこのように巻物を銜えているものが一番多い。

段々と木が透けてきて高い所にやってきた感がある。
たまには来し方を振り返ったりしながら登っていく。鳥居はやっぱり平成に奉納されたものが多い。
飛鳥時代に遷都が多いのは、土に埋める掘っ立て柱だったので、20年もすると朽ちてしまい宮殿がだめになるというのも理由の一つ。大陸からの、礎石の上に柱を立てるという技術が入ってからは、柱も長持ちするようになったと聞いたことがあるのだが・・・

次に平たくなったところでは、右に⑤三徳亭、左に三徳社。
ここで撮った社殿の写真はピンボケ。
手水舎は、水が龍の口から出ていた。こんなのはピントを外さないのだが・・・
この龍口、苔が生えてなかなか風格がある。もうちょっとしゃがんで撮れば良かった。
石段から振り返って撮ったもの。
『伏見稲荷全境内名所図繪』は、「三徳大神」衣食住、三ツの徳を拝し大きく願いを三ツに分ければ良いとされている。また、稲荷山にただ一つの祠があり、大漁大神が祀られている。現在でも魚河岸関連、食品関連の職種の参拝者も多いという。


続いて、鳥居もなく、ひたすら急な石段。でも短い。

登りきったところに展望所が。
この日は雨になるかも知れないと心配していたが、思ったよりも良かった。
京都が眺められるということだったが・・・
京都の中心部と右の方にズーム。でも名神高速が見えるくらいだった。
やっぱり伏見って南にあるんや。

さて、石段を登ると、
石段から眺めた方が、京都の街中に近い方面が見えた。
階段途中に四ツ辻の標識、その向こうにはベンチが並んでいて賑わっていた。
何故かというと、そこからは京都の街中が見渡せるかららしい。
ほんに、東寺の五重塔が見えてますわ。
この「東寺」、関西人の私でも京都人とはアクセントが違う。学生時代を京の都で過ごしても、京都弁は難しおすえ。

もうこは四ツ辻なのだが、参拝者が多いので、四ツ辻の交差点を写すのも難しい。
ここの休憩所は大きい。
参道を挟んでここにも休憩所が。暖簾に「にしむら亭」とあって、ずーっと奥にも続いている。
よく歩いたので、エネルギーを補給しないと。最初見た休憩所できな粉のソフトクリームを購入。
ソフトクリームを左に持って右手で写すという芸当は無理なので、お店のポスターを撮影。結局どちらも「にしむら亭」だった。

      伏見稲荷2 鳥居のトンネル←        →伏見稲荷4 お山する1

関連項目
伏見稲荷5 お山する2
伏見稲荷1 狐の銜えているもの

参考にしたもの
「伏見稲荷全境内名所図繪」 吉田初三郎筆 伏見稲荷大社鳥瞰図(1925年) 稲荷山共栄会発行
BS11の「古地図で謎解き」という番組の伏見稲荷編