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忘れへんうちに 旅編に、中央アジア各地の旅に続いて、イランの旅を記載し始めました。
その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2010/08/09

エレファンティネ島にはもう1つのナイロメーター


先ほど見たナイロメーターと同じように、クヌム神殿の遺構がエレファンティネ島の東端に並んでいる。戻っていると、来た時にも遺跡の柱に紙を押しつけて何か書き込んでいる人がまだいた。この人は帰りの船からもまだここにいるのが見えた。

島の神殿はジェゼル王が建て直した以降も何度となく修復や建て直しが行われてきただろう。そして、段々と規模が大きくなって、東端に迫り出してきた。この遺構はクヌム神殿の中では最も新しいものの一つだと思う。川から見た写真はこちら
先ほど下ったところを登っていく。
登り詰めると別の遺構があった。一番外側に小さなオベリスクなどが並んでいる。
下っていくとオベリスクの前に聖なる池があった。神官たちが儀式の前に階段から下りて水で身を清めたのだろう。
近寄ると底の部分は岩がむき出しになっていて、その岩にも甌穴があった。
先ほど見えたのは後期クヌム神殿のテラス欄干だった。小さなオベリスクや祠が並んでいるが、その前の浸食された岩の方に目が向く。
北側にも階段が設けられていた。
北東の角には開口部がある。ナイルの増水期には水が入り込んできただろう。
ところがこれは聖なる池ではないことが、石のプレートに記された名称で判明した。クヌム神殿のナイロメーターだったのだ。ナイロメーターは、石に刻まれた目盛りのあるものだと思っていたが、このような階段状のものもあるらしい。
ナイルの増水を測るのには、あれほど細かい目盛りが必要だったのだろうか。このような石の段の目盛りで十分だったのではないかと、ここがナイロメーターを知った今ではそう考えている。
そういえば、先ほど見たナイロメーターには「サテト神殿のナイロメーター」というプレートがあったなあ。
サテト神殿のナイロメーターはこちら
クヌム神殿の案内図はこちら