ホシガラスが埋めて食べ忘れた種のように、バラバラに芽を出した記事が、枝分かれして他の記事と関連づけられることが多くなった。 これから先も枝葉を出して、それを別の種から出た茎と交叉させ、複雑な唐草に育てて行きたい。
2020/02/21
うめだスークで期間限定のKEISA&PASSO店
久しぶりに東洋陶磁美術館の竹工芸展を見に大阪へ(それについては後日)。
そしてこの日が奇しくも田上惠美子氏がご子息の拓氏とのユニット、Keisaと津田美砂さんのブランドPassoとのコラボショップが阪急うめだ本店10階「うめだスーク」で開催される限定期間に、運良く重なっていた。
スーク(アラビア語で市場、ペルシア語ではバーザール)というだけあって、10階フロアに一歩踏み入れると、お店が軒を連ねたスークの猥雑さのなかに、一軒一軒に目を向けると、おしゃれな品々が並んでいて、引きこまれそうな魅力が満ちていた。
そんな中の一つが「Keisa&Passo」。
店前に控えめに、
ガラス、石、金箔など、硬質な材料によるソリッドで透明感のある造形作品を手掛ける「Keisa」。
ワイヤー、ラバー、メタルを用いた、シックな中にも遊び心溢れる装身具を制作する「Passo」。
素材感のある作品群をお楽しみ下さい。
とある。
Keisaってどういう意味?聞くヒマもなかったが、2020.2.13. Keisa&Passo のそぞろごとに、昨夏の国際ガラス展、研磨好きの息子との共同制作で応募したところ、なんと有難いことに金賞受賞。
これに気をよくした我々、調子に乗って当方と息子とでユニット『珪砂組』を令和元年創業とのこと。また、この記事に添付された画像には、気付かなかった作品もたくさんあった。
この店は、切妻天井を細い角柱が支えていて小屋風。
声を掛けると、懐かしい田上氏の顔が。着物のように襟を合わせた素敵な服がよく撮れていない・・・
田上氏の後方の作品群
短時間しか居られなかったので、写せなかった作品も多い。
第2回 北近江サケグラス公募展受賞作品の「空」シリーズは、鉛ガラスを使っているので、薄作りでも重量感があった。
こういう作品は、見込と前外側のどちらかにピントを合わせることになる。
ちょっと変わった
かなり以前に枠?額?だけ入手されていて、やっと似合う作品ができたのだとか。
玉虫色?の見込にピントを合わせてみた。
国際ガラス展金沢2019in能登島で金賞を受賞された作品のシリーズ1
同シリーズ2 この種の金箔ガラスは「領巾」と命名されていました。
かけらもアクセサリに
一度コアガラスとして制作した箔張りガラス。
それを割って、バラバラにしたかけらを再度焼成し、表面に光の陰影を生み出しました
という詞書が。
「ガラス・石・金箔」とあるように、今回は岩石も方々に置かれていた。拓氏のカッティングで、石の表面だけ見ていたのでは分からない中身?の凄い模様が現れたりして、こんなに石ころって面白いものであることが分かった。ピンボケ😥
これから盆石にするつもりという作品群
中央と左の石ころにガラスがアメーバのように貼り付いている。
ふと店の仕切りに目を移すと、そこでも石ころにガラスが貼り付いていた。
この粒々ガラス、どうやってつくるんだったかな~
粒々ガラスに負けじと出てきた結晶体
そしてなんとか入手したいと舌なめずりしていた、穴から飛び出すガラス
別方向から
ちょっと小さな作品
どこにピントを合わせたかというと、左奥です(ウソ)。
反対側から見ると、意外と長い。倒木を分解するキノコのようでもある。
ギャラリーにしかわの#photogenicwork2019展の案内←
→田上惠美子氏より涼しげな便り
関連項目遂に石とガラス展
参考サイト
2020.2.13. Keisa&Passo のそぞろごと