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忘れへんうちに 旅編に、中央アジア各地の旅に続いて、イランの旅を記載し始めました。
その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2015/05/12

依水園3 後園2



東端から氷心亭方面へ。
また石橋を渡る。開けてくると、遠くからでも低木のドウダンツツジの鮮やかな赤が目立つ。
その脇や前には黄色く色づき始めたクチナシの実が。
過ぎてから庭園の奥を振り返る。
ドウダンツツジの一番鮮やかな枝
 羊歯も色付こうとしている。

近年、どこに出掛けても同じだが、日本人よりも海外からの観光客の方が多いことがある。この依水園も例外ではなく、この辺りを鑑賞している時は、ロシアからの団体がやってきていた。
氷心亭はこの辺からの眺めがいい雰囲気。人が少ないタイミングで撮りたかった。
やはり築山には渡れない。大きな伽藍石がここにも。
氷心亭の前から見た庭園。
リーフレットは、遠くに見える若草山、春日奥山や御蓋山、隣接する東大寺南大門までをも借景とし、池とそれに映る花木、はるかに広がる空までも取り込んだ贅沢な空間ですという。
波があるわけではないのに、池に映る花木というのがこの位置からはよく見えない。氷心亭の中から見てちょうどいいのかも。
重源さんが再建した東大寺南大門(鎌倉時代)が借景とは。

これが柳生堂。立て札(建物前)は、檜皮葺の建物は柳生家全盛期(16世紀後半)のもので、この庭を作った時、柳生村芳徳寺から移築し、現在「柳生堂」と称していますという。
これまでのざっくりした茅葺き屋根の建物とは全然違うのが遠方からでも窺えたが、元は柳生家のものだったのだ。
蔀戸を閉じ、上部の黄土色の壁には簡素な船肘木がまわっている。

それにしても伽藍石があちこちにある。こんな風に割れたものも。
きっといつの時代にか再建されなかった東大寺の建物の礎石だろう。
池にはアメンボも
小島へと繋がる飛び石は石臼だった。その前後にも伽藍石。
ちょっと角度を変えると、池に花木が映っていい感じ。
石臼の飛び石の奥には、先ほど渡った飛び石が。
どんどん観光客がやってきて、氷心亭あたりは常ににぎやか。

立て札は、床の間は「桂離宮」の書院の一部を寫し、天井は平・船・掛込の三種類を巧みに採り合せ、木材には新薬師寺の古材などの珍木・銘木を彼方此方にあしらった贅沢なものですという。
あまりの人の多さに氷心亭をじっくり拝見する気にもなれず、また、古い板ガラスばかり見ていたので、新薬師寺の古材には気付かなかった。次回はそれをじっくり見ることにしよう。

           依水園2 後園1

関連項目

依水園1 前園

奈良町 今西家書院1
奈良町 今西家書院2

参考にしたもの
「名勝依水園」のリーフレット