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忘れへんうちに 旅編では、イスタンブールで訪れたところを長々と記事にしています。その中で興味のある事柄については、詳しくこちらに記事にします。

2006/06/17

クワの実、クワの木


時々読ませてもらっている風の旅行社ウルムチ駐在員、八田裕子さんのブログ「新疆からヤクシムスィズ」にクワの実の話題があった。


「クワ食べ放題のトルファン」
果物の郷トルファンには一足先に夏がやって来ました。夏を代表する果物もまずトルファンからやってきます。中でも今盛んに出回っているのがクワです。トルファンでは今クワの実が鈴なり。街路樹として至るところに植えられているクワから落ちた実がボタボタと道路を黒く染めています。取り切れるものでもないのでクワの実を見つけたら摘み放題の食べ放題です。
先日トルファン近郊の古村、トユク村に日帰りで行ったのですが。陽炎が立つほどの暑さで参ってしまっていたガイドさんもこのクワを見ると帽子をかぶるのも忘れてクワ摘みに熱中してしまいました。それほどに旬の果物って本当においしいですよね。この日摘んだクワは完熟の真っ黒な果実。お日様に熱せられたクワは締りがないほど甘かったです。冷やしたらおいしいだろうな、と思いましたが、冷蔵庫なんてないトユク村の人はきっとホットクワしか食べたことがないでしょう。これもまた現地の味です。写真は白いクワ。この色でも十分に甘いです。これが熟すと黒くなります。どちらがおいしいかは好みです。 以下略
 

それを読んで思い出した。去年訪れた、火焔山の中にあって、小さな川の恵みで生活する小さなトユク村でクワの木を見かけたことを。
そして、川のほとりに大きなクワの木があった。しかし、この村には養蚕が行われている気配はなかった。この記事でクワの大木は実を食べるためだったことがわかった。 
トルファンの町の街路樹がクワの木だったことは気が付かなかった。現地ガイドが説明してくれたのに、記憶していないだけかも知れない。
この時は、トルファンの町の建物・ロバ車・広い道と何を見ても目新しく、街路樹にまで注意を向ける余裕がなかったのだ。 
白いクワの実と完熟の黒いクワの実、日本人は甘み控えめの白い方が好みではないだろうかと私は思う。
それにしても、道路が真っ黒になるくらい甘い実をつけるなんて、太陽の恵みいっぱいのトルファンの果物が懐かしい! スイカ・ハミ瓜・ブドウ、また食べたい!