2006/08/01

シシカバブ食べたい

新疆旅行中は毎日のようにシシカバブを食べた。どこのも美味しかったが、ウルムチのシシカバブが大きくて一番美味しかった。 
いつも楽しみにしている八田裕子さんの『新疆からヤクシムスィズ』で、7月21日付けの「アルタイ釣行記その1 モウコノロバ」では地平線の見えるゴビでノロバをとったり、日本人シシカババーTOP50人に入るという八田さんが、楽しそうにシシカバブの串打ちをしている写真があった。
この日は、福海という湖畔でシシカバブパーティという文を読んでいてシシカバブが食べたくなった。
そこで、お忙しい八田さんにブログのコメントで作り方を聞いてみた。
昨今の健康ブームのおかげで生ラムが手に入るようになった。もも肉が一番おいしいらしいので探したが、ない!スーパーの肉関係の人に聞くと、もも肉は入ってこないらしい。残念だが仕方なく肩ロースを分厚く切ったものをゲット。
八田さんに教わったのは「づけシシカバブ」。レシピによると新疆の標準では4人で1kgらしい。2人なら500gだが、パックで売っているため150x3=450gとちょっと少なめしか買えなかった。

レシピ(同ブログのコメント欄)通りにづけにした。記憶としては「大きかった」ので、上の肉を各2つに切った。そして、マンションに住んでいるので、ガスレンジの魚焼の両面ローストで焼いた。途中で一味とクミンパウダーを振りかけ、また焼く。それで新疆の香りが一気に部屋に漂った。
「片面ずつぐっと焼いた方がおいしい」ということだったが、お腹がすいていたので、焦ってしまった。

そしてできあがり。美味しそうな匂いにひかれてぱくついた。美味しい!一味はともかくクミンパウダーはどの程度振るのがよいかわからなかった。次回はもう少したくさん振りかけてみよう。サンマ皿に並べる。これで1人分。もも肉だったらもっと美味しかっただろうなあ。

しかし、このように写真を並べてみて気がついた。私の肉の切り方は大きすぎた。なんとおおざっぱなシシカバブや!本場とはえらい違いなのが、写真を見比べて初めてわかった。
「肉は大きかった」という記憶は間違っていた、八田さんが「一口大」と書いていたのに。魚焼の網の上なのでなんとか下に垂れずに焼くことができたが、生の時に串を持ち上げると落ちそうだった。串打ちは年季が要るのだ。次回はもっと小さく切って串にさそう。シシカババーへの道のりは遠い。

それから、八田さんは肉1kgを買って持って行ったのかと思っていたが、「町で買ってきた羊肉の骨と肉を分け、せっせと金串に差しました」とあった。日本で、あるいは私の暮らす町でラムのもも肉を手に入れるのは不可能だが、骨付きの肉を切り分けるのも大変だろうなあ。

下の写真はトルファンのバザールで見た羊売り場。30度以上あったが肉はこのように冷蔵せずにぶら下げた状態で売っていた。乾燥しているからか、羊のにおいは全然ない。お婆さんが「ここ」と指さして買っていた。